昨年Hanakoの取材で香港に行った時の裏話。
取材先の中環(セントラル)にある「春回堂薬行」で、亀ゼリーをどうやって作るのかと聞いたところ、見せてくれるというのでバックヤードに入れていただきました。百聞は一見にしかず、ですね。
店頭はこんなかんじの昔ながらの薬局です。
今回はバックヤードとなる二階におじゃましました。
漢方の材料をストックしてある棚がずらーり。
年季入ってます。そして雑多なのに絵になる。それが香港らしさ。
そしてさらに奥へと進みますと……
うわーーー亀ゼリーの鍋!
大鍋にどっさりの漢方とともに亀の甲羅も入っています。最近は亀が入ってない亀ゼリーを出している店が多かったとかいうのが問題になっていましたが、ここは正真正銘。毎日作っているようです。春回堂に支店がないのは、この確かな質を守るためでもあるのでしょう。
テイクアウトで買い求めることもできますがなにぶん手作り、賞味期限が短いそうなので店内に併設のテーブル&椅子(喫茶コーナーとは言えない)でさくっといただくのがよさそうです。
これなら店頭で販売している涼茶の質も素晴らしいに違いない。旅の途中で不調を感じたらここを真っ先に思い出さなくては、とあらためて心に刻むのでありました。
春回堂藥行
香港閣麟街8