ラグジュアリーを求めたら日本をはるかにしのぐ上質
を味わうことができて、リーズナブルに楽しもうと思ったら安くておいしいものがいくらでもある。
その懐の広さが香港旅の醍醐味。
だから香港では超ローカルからアッパーまで、垣根なく楽しむのもアリだと思います。五つ星ホテルの中国料理で点心を食べるも、街の食堂でごはんを食べるも自由自在。その落差にときどき目が回るけど、それも旅人の特権かもしれません。
そんなわけで。
尖沙咀の「カオルーン・シャングリラ」へ心の洗濯…もといお泊まりに行って来ました。
尖東はこういう大きめの高級ホテルが立ち並び、欧米人旅行者を相手にしていた80年代のツーリスティックな空気が残るところ。ホテルの広さも余裕があるところが多くて何があるってわけではないけど、このひなびたムードも含めて私は尖東けっこう好きです。
早速チェックイン。今回は選んだのはラウンジアクセス付きのクラブルーム。シャングリラのラウンジ「ホライゾンクラブ」がどんなところが知りたかったんですよね。
この場合はチェックインも「ホライゾンクラブ」で行います。
…と思ったらまだ全然チェックイン時間には早かった!
気合い入り過ぎ。
私「チェックインにはまだ早いですよね」
クラブデスクの人「バスタブがない部屋ならすぐお通しできますよ」
私「いや~バスタブは! ないと!」
クラブデスクの人「……じゃ1時間くらい待っていただければと…」
そりゃそうなります。ランチへ行って戻ってくると、お部屋が用意されていました。
シティビューを頼んでいたのに、ハーバービューにアップグレード。
やっぱりうれしい。
それにしても部屋、広いです。私のような狭い場所に恐怖心を覚える人間には有り難い限り。調べたところによると、カオルーン・シャングリラは部屋の広いホテルが集まる尖東の中でもひときわ部屋が広いホテルだそう。それはベーシックなカテゴリーの部屋も同様だそうです。
景色はこんなかんじ。天気、えらいわるいけど。
絶えず船が行き来して、夜はライトアップが華やかで。
表情が絶えず移ろっていく、だから香港のハーバービューは面白い。
個人的にはビルのライトが灯り始める夕方が、一番わくわくする瞬間。
ウェルカムフルーツ&ティーもあります。お茶はジャスミンティー。このバスケットかわいい。
そしてお風呂場もひろーい。
リクエスト通りバスタブもありました。シャワーブースも近くにあり。
アメニティはロクシタンの「ジャスミン&ベルガモット」。すてきな香りでございました。
いちいちラグジュアリーなカオルーン・シャングリラ。スタッフのホスピタリティも抜群です。ロケーションは尖東駅の目の前、尖東駅は地下道で尖沙咀駅にもつながっているので雨の日の移動にも心配いりません。
尖東エリアは香港の便利なエリアにしては人口密度がそんなに高くないので「泊まるところくらい落ち着いたところがいいわ」って人にはおすすめです。
ホライゾンクラブについてはまた次回に続きます。