最近香港で最もアツいジャンルといえば「クラフトビール」。
もちろん日本でも超人気なんだけど、香港でも地元産ビールを中心にすっごい人気。
というわけで先日の香港旅行でも色々なクラフトビアバーに行ってきました。なかでももんのすごく気に入っちゃったのはこちら〜
大坑の「セカンド・ドラフト」!!!
まず大坑という場所について。私もよくわかってるわけじゃないんだけど…
駅でいえば天后駅からちょっとだけ歩いたところにある今注目のエリアなのです。昔ながらの店もありつつおしゃれな飲食店が小さな路地に並んでいて若いファミリーが住んでいる新興の高級住宅街でもあるみたい。東京でいえば松濤とか中目黒みたいなかんじかな? 渋谷的存在の銅鑼湾のとなり街だから。うん、たぶんそれだ。
実はこの店、その大坑の街にまだオープンして一ヶ月ちょっと
できたてのほやほやにもかかわらずかなり大盛況。じっさい前日の夜(金曜だった)に行こうと思って電話したら予約で満席だったし。
で、この日は混んでるだろうと思い17時に予約からの来店。
ビアバーだけどお茶飲んでる地元の人も多い。いいね、このリラックスムード
まずはビールを一杯注文! あーーーのどかわいた!
ビールのメニューはこちら。
赤字でLOCALと書かれているのは香港産のビールです。
ここはもちろん香港産を攻めるしかないでしょう。というわけでなかでも代表的なブルワリーの一つ「YOUNG MASTER」の2種を注文。
確か「Classic」とRye ale(ライ麦を使ったエールビール)「Rye on wood」だったと思う
サイズは3種(200ml,330ml、450ml)から選べてこれは最小の200ml。最小だと40〜45HK$が平均価格帯です。色々試したいときはこの大きさがいいかも。あと、どんな味か気になるものはスタッフに言えば、おちょこ一杯分くらいで無料試飲させてもらえるのでどんどん試して吉! 私たちも「いやーもうちょっとこう…」とかダメ出ししながら何杯も試して好きな味を探しました。
ところで、なぜ香港でこんなにクラフトビールが人気なのか。
以前取材した香港のビアバーでそれを尋ねたことがあったんだけど、そこの店主いわく
「今まで香港は輸入の大量生産ビールが中心で“自分たちのビール”というものがあまりなかったから、自分たちのビールが飲みたいという気持ちが今の香港産クラフトビールブームを支えている」
とのこと。噂によると香港のビール自給率は1%程度だとか。だからこれほど熱狂しているのねなるほどー
で、この店おすすめはビールだけじゃないんです。
気に入ったのはこのフレンチフライ。
四川スパイスと高菜(!)がまぶしてあって、ディップのアイオリソースにも高菜が入っている。これはもうビールに最高。とはいえそこまで辛くないので、辛いもの苦手な人でもいけるレベルかも。でもしょっぱいもの好きにはたまりませんです。
そして四川風の水餃子。
これもスパイシーで肉肉しくてビールがすすみます。
他にも麻婆ソースとブッラータチーズの前菜とか、きのこのリゾットとか(隣の人が食べていてボリューミーでおいしそうだった!)、もうやめて!ってくらい魅力的なフードが誘惑してきたけれど、この後もう一軒行くことになっていたのでここらへんで断念。
というわけでビールもフードもパーフェクトなこの店ですが、レトロな空間もまた魅力的
レトロブームの香港にあって、ここのセンスは私の好みどまんなか!!!
スタッフに聞いたところによると、ブルーグリーンのペンキやタップの並んでいる壁のタイルなどは湾仔の専門店まで調達に行って作り上げたそう(……たぶんそんなかんじで言ってたと思う)。
これはオールド香港好きも心躍る空間じゃないかなーー
で、私の香港愛が一番かき立てられたのは、このメニューボードの裏!
これどこかで見たことありませんか?
そう、スターフェリーのシートの意匠そっくりなのです。
店のお兄さんに「これスターフェリーの椅子そっくりだね!」って言ったら「えっ、そ、そうなの?」ときょとんとされてしまったけど。ま、地元の人ってそんなもんだよね。
私も東京モノレールのこととか東京湾フェリーのこととかよく知らないし
で、お会計後に店を出ようとしたら、何かと話し相手になってくれたお姉さんがアイスコーヒーを一杯サービスしてくれました。なんでもこれ、象さんに食べさせて糞から採取した豆で作る最高級コーヒーなのだそう。
象の糞コーヒー!!!
これは誰かのおみやげだったみたいで、この日限定のサービス。でもこのアットホームなサービスがいいよね。コーヒーもフルーティーでおいしかった!
この日のお会計は1人2杯飲んで、つまんで、合計約350HKD。
すんごーーく満足。絶対また来ます
Second Draft
G/F, Little Tai Hang, 98 Tung Lo Wan Rd, Causeway Bay, Tai Hang
※店名には「おかわりしたくなるビール」という意味が込められているそう。
「「First Draft」という本店がどこかにあるのかと思ってた」と私が言ったら、店の人ウケてましたがないそうです。
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ありがとうございました!