セントラル、文武廟のあたりをぶらぶら散歩していたら、前から行ってみたかったお店に遭遇。
それが、さとうきびジュースと涼茶の老舗「公利」。
この古き良き、趣きのあるたたずまい。最近はやりのレトロ風もキッチュでかわいいけど、やっぱり本物は貫禄が違う。
亀ゼリーもあります。
メニューはこんなかんじ。
とりあえずやっぱり憧れの「竹蔗汁」(さとうきびジュース)をいただきます。1カップ12HK$。ボトル売りもしていてそれは33HK$。
ジュースはカウンター横のサーバーでスタンバイ
普通はフタもせずそのまま手渡しなんだけど、お店の人に「ジュースの写真撮ってもいい?」って聞いたら、お店のおじさんがごていねいにフタとストローをセットしてくれた。
ありがとう。
でもこれだと中身とか全然見えないけど。
で、中身はこんな色。
(おじさんがいなくなった瞬間こっそりフタを外して撮影)
……さてそのお味は?
一言でいうと「黒蜜」みたいな、なつかしい甘さ!
黒蜜みたいな濃度、粘度はなくてさらっとしているんだけど。ノドにひんやりとほどよい冷え具合、さっぱりとした自然な甘味。ちょっと和三盆とかにも通じるところがあるような。これは真夏の街歩きの時なんかに買ったら絶対元気出ると思う。
うん、これは気に入った。今度通りかかってもきっとまた飲む。
店の奥を見たら、さとうきびが山積みに。これをこの手前の機械でぎっちりと絞るのかな? 作っているところもぜひ一度見てみたいものです。
佇まいといい、味といい、南国香港を満喫できるドリンクスタンド。街歩きの楽しみがまた一つ、ふえました。
公利
中環蘇豪荷李活道60號地下