香港女子旅研究所。

香港好きの日記。内容は事実関係を含めてまあまあ曖昧かつ適当です。

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大都会の真ん中に潜む、緑と歴史の空中庭園へ。「アジアソサエティ」@金鐘

珍しく、食べ物以外の記事です。

  

取材で行って以来気に入ってプライベートでも足を運んでいるお気に入りスポットが、金鐘(アドミラルティ)にある「アジアソサエティ Asia Society」。

 

アジアンカルチャーを世界に紹介するアメリカの非営利団体の香港拠点で、その名のとおりアジアの注目すべきアーティストの展覧会やイベントを不定期で行っている場所なんです。最近では奈良美智さんのエキシビションで話題になってたっけ。

 

ここ、もちろんイベント自体も興味深いのですが、それ以上に敷地が歴史と自然にあふれていて(都会の真ん中なのに!)すっごく面白いので紹介しますね。

  

 

ロケーションはざっくり言うと、アイランドシャングリラとコンラッドの斜め前。ほんとに大都会の真ん中です。

 

 入口は坂をのぼった奥。ありがたいことに入場無料なのです。

 

 エントランスをくぐって階段をのぼると、そこには自然いっぱいの空中庭園。この緑の中を進む橋が開放感たっぷり。なのだけどそこはアドミラルティなので景色は遠くにビルが見えて、その緑とビルのコントラストがとてもクール。

 

緑の向こうにJWマリオット(かな)のプールも見えます。

 

こんなアートピースも点在。

 

ここはもともとコウモリがたくさん住んでいる森で、それを壊すことなくアジアソサエティが開発したのだとか。

 

そして実はここ、イギリス統治時代の英国軍の武器研究所兼弾薬庫だった場所。 敷地を歩いていると当時の遺構があちらこちらに。歴史遺産が少ないと言われる香港で、よくこんな場所が残っていたなと感心せずにはいられません。

 

敷地内の劇場は元弾薬庫。

 

使ってない時でも中に入れるようになっているんですが、暗くてひんやりした空気はワインのカーブを思わせるもの。この空間が弾薬の保存に適していたんだろうな…

 

スタッフのオフィスも当時の研究所だった施設だそうです。

 

敷地内にはこんなレールが。

実はこれ、当時の弾薬を運ぶトロッコみたいなやつのレール!

 

この石垣も昔のまま。こんなところまだあるんだなあ、香港に。

 

何よりここ、緑が多くて、すれ違う人もまばら。歩いているだけでリラックスできて、心がしんとなります。そんな場所って、香港の中心地では本当に本当にに貴重。

 

香港の人混みのパワーに気圧されちゃったとき(私はよくあったりする)、ここに足を運ぶと、自然とリセットできるはず。いろんな人に来てほしいような、でも内緒にしておきたくないような。最高のオアシスです。

 

 

 





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