「ベトナム・ホーチミンの人気屋台の味が楽しめるレストランがオープン!」という噂を聞きつけ、上環(ションワン)に行ってきましたーーー
その名も「Co Thanh」!
と書いたもののなんと発音していいかわからない。「コーター」???
場所は上環駅から徒歩5分くらい。Kau U Fong(ガウユーフォン/九如坊)にあります。Kau U Fong…「蓮香樓」やランカイフォンホテルの近くといえば、わかりやすいかもしれませんね。
予約NGのWalk in Onlyとのことなので、オープン直後を狙って突撃。
なのにすでに満席近いーーー!
まず店を訪れて心奪われたのは、その外観&内観。
まるでベトナムにトリップしたような店内。ポップな色使いとレトロな雰囲気。日本におけるベトナム雑貨全盛期に多感な時期を過ごしたので、なんか懐かしい。
実はここ、ベトナム人が今年6月末に開いたばかりのフレッシュな店。
ホーチミンで大人気のブン屋台「Lunch Lady」の味を受け継ぐストリートフードの店なのだそう。夜は一品料理も色々あるけれど、ランチはその3種のブンを中心に営業していました。でもこの時はまだオープンから数週間。メニューは今後もっと増えるかもですね。
で。
ブンというのはベトナムでおなじみの麺料理です。
ベトナムの麺というと日本人にはフォーが有名だけど、現地ではむしろこのブンのほうが親しまれているんだって。ほほ〜
昔、池袋のベトナム料理屋さんでブンを食べたことがあるんだけど、週末ともなると都内近郊からブン目当てにベトナム出身の人が来るって言ってた。ベトナム人のソウルフード的な存在なのかな。
さて、カウンターに座って麺を注文。
メニューは出てこず、男前のスタッフ(驚くべきことに、みんな男前だった)が口頭でメニューを説明してくれました(in English)。いわく、
◎シーフードのブン
◎肉のブン
◎あともう一つ…なんだっけ?(たぶん色々入ってる系)
で上から二つを注文
来ました、私のシーフードのブン。
Bun mam 98 HK$
このスープがまたちょっと甘くて、さっぱりしていて、これは暑い国で食べるとおいしいわけです。もちろん香港にもぴったり。パイナップルの甘酸っぱさがいい! 酢豚にパイナップル入ってるの許せない系の人も、これはしっくりくるかも。
ツレの食べた肉のブン。
Bun bo Hue 98 HK$
古都フエ地方の牛肉麺なのだそうです。
牛ベース(たぶん。肉であることは間違いない)のスープでかなりコクのある仕上がり。で、ちょっとピリ辛なところが後を引く
店のお兄さんに「日本から来たの?」と聞かれて色々話していたら、お兄さん自身六本木で働いていたとのこと。どんなやんちゃな場所で働いていたのかと思ったらなんと、あの「龍吟」!!! おおお、ミシュラン常連
このお兄さん、実はベトナム人。
「龍吟」で働いていたものの、生まれ故郷のベトナムの味を再現したくてこの店を開いたのだそう。……ってことはお兄さんはオーナー??
あわただしいランチタイムでそこまでは聞けず
色々お話をきいていたら、3種のスープの残り一つも味見させてくれた。
こちらはタマリンドの甘酸っぱい味わいで、まさにアジア〜な味。3種の中では一番パンチがきいている。ブンに合わせたら絶対おいしいだろうな。
3種ともきちんとキャラが違って、どれもしっかり素材の下ごしらえをしていることがわかる上品で澄んだ味 「ストリートフード=ちょっとジャンク」という図式を裏切る、上質な味わいでした。とにかく言えることは、
ここはスープが命!!! 全部飲みたいくらい超絶おいしい。
そして内装がかわいいのも女子旅的にはポイント高いかと。
ベトナミーズな看板にも萌える
こういう屋台っぽい什器も。
女子一人旅だと、どローカルな店は敬遠しがちだけど、ここは入りやすいと思います。何より清潔感あふれるイケメンが迎えてくれるし!!! 確かにランチで麺としてはちょいとお高めかもしれませんが、このていねいに作られたスープをいただけばその実力のほどがわかるはず。
そして南国らしくあつあつで、ピリ辛で。
いい汗かきました
Co Thanh
2-4 Kau U Fong,Central
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