元イギリス領の香港。
イギリスの習慣もたくさん残っているんですが、意外と知られていないのが「charity shop(チャリティショップ)」または「Thrift Shop(スリフトショップ)」という慈善団体によるリサイクル&ヴィンテージショップの存在。ロンドン行った時は、いやもう入り浸りました。
前は中環(セントラル)にOxfamの直営店があって、よく通っていたんだけど、最近そこが閉店したっぽくて(少なくとも店ではなくなった)。「他にどっかないかな」と調べまくったら、ありました。
それが堅尼地城(ケネディタウン)にある
「救世軍(Salvation Army)Family store」
そもそもチャリティショップ&スリフトショップとは何か。
システムとしては…
家にある、いらないものをDonation(寄付)する
↓
安価で売る
↓
活動の資金にする
というかんじでたぶんあってると思う。シンプルです。
ゆえに売られているものはSecond hand(二手)中心。
この手の店が香港に意外と少ないのは、Second hand=縁起がよくないと考える人が多いから、と聞いたことがあります。本当はどうなんでしょう。でもこの店の賑わいようをみると、実際はそうとも限らない気がする。
でも私は面白いものが見られるし手に入るから、ヴィンテージ&リサイクル大好きです
10代の時頃から古着好きだったし、家族親族に骨董好きが多く、子供の頃から食卓の皿はほぼ江戸時代! という暮らしを送ってきたせいかもしれません。今思うと、うちけっこうヘン…?
店内かなり広いです。すごい物量。
お客さんは99%地元の人ってかんじです。
とにかくDonationは毎日入ってくるようなので回転も速そう。
だからかな、毎日来てる風の人が多い。
かわいい中華な器。100円とかそんなもんですが、数は不揃い。
手にとってしげしげと眺めていたら「あらそれ一個しかないの? まとまった数あればいいのにねえ〜」と、横にいたおばちゃんが話しかけてくれました。
客と客との距離感が異常に近くて楽しい。
よく見ると他のお客さん(おばちゃん)たちもけっこう話してる。
Dragon&Goldの縁起良さそうな器もあった。
これも150円くらい。
よくおしゃれな人に「かわいいヴィンテージの器とか買える場所、香港にない?」って聞かれて毎回困るんだけど、意外とここアリなのか!?
食器の他にも家庭用品&なんかの記念品いろいろ。
結婚披露宴の引き出物とかだと思うけど、知らない人のイニシャル入りのワイングラスとか写真立てとか、一体誰が使うんだというものもたくさんあります。というかそれがかなり多い。
地元の茶餐廳(チャーチャンテン)でおなじみのホーリック(ミロの親戚みたいなやつ)のノベルティグッズも発見。
ノベルティ多いので、それ系好きな方は楽しいはず
あとは本とか、文房具とかも多いですね。
服や靴も多いのですが、意外にブランドもの揃い。
真ん中のサンダルはおモード系ブランド「TOGA」で、2000円くらい。映画の中でスタローンがマシンガン連打するときに体に巻いてるやつみたいな(伝わらない自信がある)アンクルストラップに心ひかれましたが、サイズが大きかった。
Donationとかする人は基本的に意識高い人(“意識高い系”では決してない)が多いので、意外と高級品は多い。中環にあったOxfamのほうが場所柄そのあたり顕著だったけど。
ギター×中華な琴×フラフープ。
奇跡のスリーショット。
というわけでなんでもあるし、なんでもあり!!!
本気の宝探しというよりは、香港人の暮らしを垣間見る感覚で、ふらっと立ち寄ってみるのもいいかも。
そして買えば、ちょっとだけ誰かのためになる。
おばちゃんたちとの交流も楽しいし、
近くに気になる食堂も発見!
また来よう。
救世軍(Salvation Army)Family store
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