香港在住ライター&コーディネーターの甲斐美也子さまとのランチ。
で予約していただいたのがこの「Ecriture」でした。
この時はまだオープンして数日、数週間というスーパーフレッシュな状態。
さすが香港のトレンドセッター。あ、ありがたや…。
入った瞬間、この景色!
香港にハーバービューは星の数ほどあるけれど、こんな空間みたことない。
セントラルのビルの向こうに見えるヴィクトリア湾と、あったかーい潮風と。
これ以上新鮮なロケーションがあるでしょうか。
実はこの店、この間の記事の文具屋さんの斜め向かい。
あ、記事はこちらです。
あのローカルな店の向かいの26階に、こんなラグジュアリーな空間がある!
これぞハイ&ローな香港の本領。くらくらします。
この「Ecriture」のエクゼクティブ・シェフはMaxime Gilbertさん。
彼がここで提案する料理は、モダンフレンチなのですが日本からインスピレーションを受けた部分が多い、とてもユニークな世界です。味付けやスタイルだけでなく、多くの食材を日本から(もちろんフランスからも)仕入れているのも面白いところ。
香港で日本食材を日本から行って食べる。
これってあまり経験がなかったのですが、実際に食べてみるとすごく価値のあることでした。なぜなら「日本でも出会えないようなトップクラスの食材が目白押し」だからです。それに海外から見ると、また違った日本が見える。すごく新鮮です。
もう何皿出たのか数えきれない。
驚かせられっぱなしのコースの一部を紹介します。料理は基本おまかせ。
アミューズの一部。
アミューズだけでお腹いっぱいになりそうなくらいでした。
これは焼き小籠包的なものだったと記憶しております。
ハウスシャンパーニュはルイナール(リュイナール)。
ナイスセレクト!
パンも焼きたて。
目の前で切ってくれます。サワードウ。
熱帯の蝶のような、赤かぶの前菜。
そしてこのホタテとか、
アワビとか!
(盛りつけ前の巨大っぷりもプレゼンしに来てくれました)
どちらも日本産というけれど、こんな立派な皆さんに日本でお目にかかったことないです。
お店のスタッフいわく「いい食材は海外に出るんですよ」。
グローバルなご時世、いいものどんどん海外に出て行っているんですね。※あくまで食材の話です…
肉料理はアニョー(子羊)でした。やわらかー。
店名のEcritureとは「描く」という意味なのだそうです。
まさにまっさらなお皿に描かれた、美しいソースの彩りはまさにアート。
そして食後はイチゴ。
「あまおう」さん。まさかあなたにこんなところでお目にかかるとは!
極め付きはチョコレートのタルト。
「えっ、そんなところからデザートが?」という演出付きなのですが、それは行ってのお楽しみです。
一皿一皿に「えっ!」「きゃー!」
…で、おしゃべりに夢中になっていたら3時間半も経っていました。
私はいつも話す内容がその時の景色とセットで記憶されているんですが(皆そう?)、この時の会話も、このすてきな景色とともに思い出します。
いい景色の中で食事をするって、いい記憶を増やすことになっています。私の場合は。
もちろんお皿の上の料理も、その風景の一つ。
ああ、素敵な時間でした。
甲斐さーん、ありがとうございました!
甲斐さんのブログはこちら〜 http://hk-tokidoki.com/
Ecriture
26th floor, HQueens, 80 Queens Road Central, Hong Kong