香港を初めて旅する方に必ず聞かれることがあります。
それがスイーツと占い。
しかし正直申し上げて私、そのどちらにも今まで(プライベート旅では)縁がありませんでした…。
1.スイーツ初心者の「そこからですか?」な香港スイーツ話。
香港でスイーツ屋さんなんてそれこそ星の数だけど、完全に辛党なこともあって、ほとんど入ったことがなかったのです。でもなんかフルーツ系とかおしるこみたいな香港の伝統スイーツとか色々ありすぎて注文も面倒そうだし、第一食べきれないかも? なーんて思って敬遠していました。私みたいな人(特に男子)いるんじゃないでしょうか。というわけで、初心者&辛党目線で香港スイーツを語りたいと思います。
そこでよく泊まるお宿「ホテル・ジェン(HOTEL JEN)」のすぐ隣くらいに人気のスイーツショップができた!ということで、うずうず。「結局食べてみたいんじゃないか」と自分にツッコミながら行ってみました。
それが「松記糖水店」。有名店です。
このロゴがかわいい。前からロゴのかわいさに注目していたんですが、数ある香港スイーツ店(甜品店)の中でも下町中心に展開していて庶民派チェーンといったかんじ。香港全土に10店ほどあるよう。
2.目移り必至のメニュー紹介。
店の外に貼ってあるメニュー。
やっぱり想像したとおり、すごい品数です。読むのがつらい、目が痛い。
一応カテゴリー別にはなっています。でもこれだけあるとつまり、だいたいなんでも作れるということではないでしょうか。だったらもう「マンゴーとタピオカの入った、かき氷系が食べたい」みたいに、カクテルを注文する要領で頼んでも作ってくれるのでは。
さらにスペシャルメニューもあります。
スタンダードメニューは漢字だらけなので(そう、香港は写真付きメニューのある店のほうが少ないんです)「わからん!」という時はこちらから選ぶべし。
これらをざっくり分けると
◎フルーツもりもりカラフル系
◎ゴマやクルミなどを使った滋味系
の2パターンに分かれます。初心者すぎますか?
スイーツ偏差値が低い&フルーツ好きというわけでもない私は、迷わず後者を選択。その結果、全く絵映えしないメニューとなりました。
3.辛党おすすめ香港スイーツは、ゴマやクルミのおしるこ系。
まずは「芝麻胡桃糊+湯圓」34HK$
ゴマクルミおしるこwithだんご。初夏の香港で、あったかスイーツを食べるというミスマッチ。かと思いきや、冷房フルスロットルの店内ではこのくらいがちょうどいい。
おだんごは黒ごまペースト入りで、白玉のようにもちもち。
そういえば「もちもち」って餅に由来する言葉ですよね。形容詞というより擬音にしか思えなくて、私は使わないことが多いんですが、これはそれ以外にぴったりな表現が見つからないというくらい餅感がすごい。
ゴマとクルミ大好きなので、おいしくいただきました。ベタ甘いのは苦手という方は、まずはゴマとクルミから入るべし。これ基本かも。
そして「芒果紫米露」32HK$。
また渋い一品が来ました。
ベースは紫色のもち米で作った甘いおかゆのようなもの。っていうとおいしそうではないけど、しっかりおいしい。米粒感、かなりあります。つぶつぶ。香港といえばマンゴースイーツだろうということで、私なりにマンゴースイーツを注文してみました。
あっさりとしたスープに、とろけるように甘いマンゴーが合う。
お会計はこちら。
どちらも甘すぎなくて、お値段もリーズナブルで満足です。おなかいっぱいになったので、お昼がわりにしてしまいました。
4.香港スイーツ=美肌説!?
香港の人は、夜ごはんのあとにスイーツを食べる習慣があるそうです。
したがって、どの店も夜遅くまでやっています。最初それを聞いた時は「夜にスイーツって太らないの?」って思ったけど、これなら大丈夫。さらに東洋医学的には砂糖はお肌をしっとりさせてコンディションを整える効果があるとも聞きました。だから香港の人は美肌なのか?
そしてお客の半分(それ以上?)は男子。香港では男性にもスイーツラバーが多いんです。日本ではスイーツに気後れしがちな男子もスイーツ三昧してください。
おまけ。
やっぱりスプーンもロゴかわいい。このロゴでエコバッグとか作ってほしい。
そしてこの日泊まったのは「松記糖水店」の並びにある、お気に入りの「ホテル・ジェン」。香港大学駅(HKU)の前にあって、本当に便利です。この街の商店街とも言うべきストリートの中にあって、松記だけでなく食堂もスーパーも市場も薬局もコンビニも、必要なものはなんでも徒歩5分以内で手に入るので好きです。
www.girlstraveler.com最近、このホテルのスタッフに顔を覚えていただいていることが判明しました。
いくらなんでも通いすぎ…!?
松記糖水店 西環分店
西環