香港女子旅研究所。

香港好きの日記。内容は事実関係を含めてまあまあ曖昧かつ適当です。

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【香港建築ファンクラブ】香港エンタメの聖地! 北角の劇場「新光戲院」&「皇都戯院」。

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最近、香港での食事と食事の間は「建築見学」にハマっています。

買い物でもないし、かといってホテルにじっとしてはいられない…。となると「建物を見ようかな」と思いついたわけです。実際行ってみたところ、これがなかなかに面白くて香港建築のファンになってしまいました。

今回は、北角(ノースポイント)の2大歴史的劇場「新光戲院(Sunbeam Theather )」&「皇都戯院」。とはいえ建築については素人なので、個人的にぐっときたツボを紹介させてください。

 

1.紅磡(ホンハム)からフェリーで北角(ノースポイント)へ。

紅磡(ホンハム)のホテル前にあるフェリーターミナルから北角までは10分ほど。

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どんぶらどんぶら。30分に1本なので注意してくださいね。

乗り方はこちら。

www.girlstraveler.com

まず向かったのは、フェリーターミナルから徒歩5分ほど(もっと近い?)の「新光戲院(Sunbeam Theather )」。

2. 広東オペラの聖地、新光戲院(Sunbeam Theather )。

「新光戲院」といえば広東オペラ。定期的に広東オペラを上演する大型劇場として、地元の人にも観光客にも人気の存在。日本でいうとなんだろ、昔の歌舞伎座的な…? 1972年にオープンしたこちらですが、閉鎖決定、復活を繰り返して今に至ります。

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引きの写真がなくてすみません。通りから見ると「新光」の看板が目立ちます。

ここの見どころはなんといってもロビー。

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この丸い照明! 新光の名前にふさわしい。香港エンタメの輝きにふさわしい。

この日は現代っぽいショーが行われていました。おしゃれなかんじだったので、時間があったら観て見たかった。

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また出演者への祝花がめちゃくちゃSweetなんですよ。

どのお花にも「演出成功(Good Show)」のメッセージが添えられていて、かーっこいい! 「絶代芳花」って形容される人は、一体どんな素敵なスターなのでしょうか。私もいつか祝花を出す機会があったらこんな一言を添えてみたいです(たぶんない)。

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開演前の劇場内をチラ見。

演出のスタッフでしょうか。このパイプ椅子がプロっぽくてかっこいい。香港のショービジネス舞台裏ってかんじで勝手に憧れました。おじゃまいたしました。

 

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 「新光戲院」は1院と2院に分かれていて、こちらは2院。

映画館みたいです。このレビューを思わせる入り口の雰囲気が、私の愛する宝塚歌劇を思わせてわくわく。

 

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劇場の入り口にはドライフルーツ売り場も(スタッフ不在)。

梅とかショウガとか食べながら観るんでしょうね。ポップコーンよりヘルシー。

 

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チケット売り場も盛況でした。

次のショーのチケットを買いに来ているのかな? おばちゃん多め。なんか色男スターが出る時代ものとかなんだろうか。往年のコマ劇場的な? 売り子のおばちゃんの制服もすごいかわいい…。

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COMING SOON のポスター。

いいなあ、観てみたいなあ…言葉わからなくても楽しめるかな。歌舞伎だって言葉難しいけど楽しめるんだから大丈夫か。広東オペラってあの声がいい、あと衣装もいい…。これでごひいきの役者さんができたらもっと香港行くのがもっと楽しみになっちゃって困るな。

とかなんとか。にやにやと妄想しながら、もう一つの目的地へ。

3. 第一級歴史建築物にして最古の映画館「皇都戯院」。

「新光戲院」からまっすぐ行ったら10分以内。…だと思いますが、この日腰痛で。途中おやつ食べたり(これがおいしかったので、これも COMING SOON!)寄り道しながら、よろよろと向かいました。

で、目的地まで来たのに見つからず、どこどこ?と思っていたら。

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ありました!

1952年建築の映画館。現存する映画館としては最古の建築の一つだそうです。

でも映画館としての役目はとっくに終えていて、今はいろんな商店が入っているショッピングモール。で、老朽化も進んでいるし再開発もあるしでそろそろ取り壊すか、となっている模様。確かに現物を見るとその意見もわからなくはない。

大きなレリーフが印象的な建物ですが、その上の屋根にのっているアーチ型の意匠も大変気になる。背の高い建物が少なかったであろう当時は目立っただろうな。もしかしたら華やかな色が塗られていたのかな。

そうやって観ながらああだこうだと思い巡らせながら鑑賞する。それこそが香港建築ファンクラブとしての活動の重要な部分であり、一番の楽しみです。

 

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で、やっぱり気になりますよね、レリーフ。何が描かれているんだろう。

近くに寄って見ると、女神と思われる女性が大きく天に向かって両手を広げている。そしてその周りに人々か、さまざまなものが飛び交っている? と思って調べたらこれ、三国志との情報も…。え? わからない! ぜんっぜんわからない!

でも何か、不思議な迫力があるのです。ぜひ今のうちに実物を観ていただきたい。

いつまで観られるかわからない北角の歴史を物語る2大劇場。映画や舞台芸術の花開いた英国領時代の香港の豊かさを楽しめます。

街全体が劇場みたいにドラマチックな香港で、劇場建築はまさにそのエッセンスを濃縮した存在のように見えました。

4.生まれ変わったリノベ建築も素敵です。

リノベ建築も今香港では増えています。最近行って素敵だったのはこちら。

www.girlstraveler.com

1970年代のモダン建築の先駆け的なビルをリノベーションしたラグジュアリーホテル。今の香港のビルも個性的なデザインですけど、そういうものの原点を思わせる独創的なフォルム。

というわけで香港建築ファンクラブ、ほそぼそと(しかし元気に)活動中であります。

 

新光戲院 413-423 King's Rd, North Point

皇都戯院 279-291 King's Rd, North Point

 

 





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