- 1.上環で噂の人気店に遭遇。
- 2.「孖沙茶餐廳」で目玉焼きチャーシューごはんをオイマイ。
- 3.ホテルの絶景を見ながら、目玉焼きチャーシュー飯。
- 4.白身はかりっと、黄身はとろとろ。魅惑の目玉焼き。
- 5.追伸:なぜ私は飛行機に乗れなかったのか。
1.上環で噂の人気店に遭遇。
香港での取材最終日にぽっかり数時間の空き時間が発生。理由は「欠航からの帰国便振り替え」だったのですが、とりあえずまあ昼は空港行く前に一人で何か食べようと。
で、何食べよう?
所用のために来ていた上環をうろうろ。しかしホテルにいいかげん荷物とりに戻って空港へ行かなくては…もうあきらめる? そんな時に遭遇したのがこちら。
地元の人気食堂「孖沙茶餐廳」(Ma Sa Restaurant)。
ここは半熟の目玉焼きが3つも載った超フォトジェニックな目玉焼きチャーシュー飯で有名な店です。香港人インスタグラマーの投稿で、「おいしそうだなー」と思っていた店。このあたりでランチを食べる機会がなく食べたことがなかった。めでたく初めての訪問となりました。
香港人インスタグラマーさんの投稿、ついつい見てしまう。トレンドがよく反映されて、写し方も日本と違っていて(自己肯定感がすごい)やみつきになります。
2.「孖沙茶餐廳」で目玉焼きチャーシューごはんをオイマイ。
メニューにもありますね、叉焼煎蛋飯HK$35。この立地でこの安さ。
ああ、おじさんが運んでいる。お皿を両手で持って…萌える。
12時前だったから、香港の昼ごはんとしては早かったんですが人気店だけあってすでにそこそこ人がいる。遅めだと売り切れもあるみたいです。
店内で食べたい気持ちしかなかったけど、とにかくホテルに帰らないと日本にも帰れないので、オイマイ(Take away)することにしました。
待つことしばし。
現地の女子もスマホで皿の上を撮影している…。やはりSNSにあげるのだろうか。そしてこの香港らしい強い日差しが幸せ。ロケ中は雨続きだったので、よけいに。
3分ほどで用意してもらえました。
私がその場足踏みしているかんじだったんで、その慌ただしさが店の人にも伝わったようです。漫画か。
3.ホテルの絶景を見ながら、目玉焼きチャーシュー飯。
タクシーに乗り込み、薄いプラスチックバッグを提げてホテルに帰りました。
そして絶景の社長デスク(勝手に命名)で、超高速でかっこみました。
目の前には緑の公園、HSBC本店…ゴージャスな景色を前にオイマイを広げる悦楽。今頃ほんとは空の上だったんだと思うと感慨深い。おまけ時間ですね。
ラグビーでいうインジャリータイム。サッカーでいうとアディッショナルタイム的な。
持ち帰りだから(?)、3つと聞いていた目玉焼きは2つでした。それでもありあまるボリューム。
一つ厳しいことを言えば、チャーシューが惜しい。
専門店ではないし、価格以上の味ではあるのだけど。私史上最高チャーシューの、湾仔の「再興燒臘飯店」のチャーシューとコラボしてほしい。
前に書いていたので貼っときます。おじさんの笑顔がまぶしい。
4.白身はかりっと、黄身はとろとろ。魅惑の目玉焼き。
この写真、自分的に萌えがすごいので、もう一回貼らせてください。
この料理において重要なのはチャーシューではなく、この超絶レアな目玉焼きにあると思うんです(力説)。強い火力で揚げ焼きされてフリルみたいになった縁の白身の香ばしさと、黄身のとろとろ感。そのコントラストが絶妙なのです。
と同時に、この炎天下の中、よくこんなナマモノを持ち帰りさせてくれるものだなと。日本なら絶対NGであろう禁断の味。それは西洋的自己責任カルチャーが根付いた香港だからこそ、なのかもしれません。
5.追伸:なぜ私は飛行機に乗れなかったのか。
そう、こんなにもよい天気なのに。
その理由は日本に台風が上陸していたから。早朝便に乗るはずだったのが、前夜(深夜!)に欠航決定。で、夕方に振り替えてもらったのです。緊急時の知恵を授けてくれた旅マスターのバックアップ(ありがとう!)と、私の執念(深夜1時まで電話かけまくり)でなんとかなりました。
「家に帰るまでが出張です」
編集さんからのSNSメッセージが心にしみた最終日でした。
うーむしびれた。駆け抜けた。そんな記憶も含めて思い出す一皿です。
孖沙茶餐廳
上環禧利街23號地下