- 1.コロンボで日帰り、かつ本格アーユルヴェーダを。
- 2.コロンボ唯一の本格日帰りアーユルヴェーダサロン。
- 3.はじめてのアーユルヴェーダ。まずは問診から。
- 4.憧れのシロダーラから始まるアーユルヴェーダトリートメント。
- 5.ドクターによるドーシャと体質診断。カルテもいただきます。
- 6.これまでのスリランカ旅の記録。
1.コロンボで日帰り、かつ本格アーユルヴェーダを。
スリランカ女子旅といえばアーユルヴェーダ。スリランカにアーユルヴェーダ施設はたくさんあるのですが、そのほとんどが郊外&滞在型。
アーユルヴェーダはただのリラクゼーションではなく医療。医師の指導による体質診断と、それにもとづいた食事や過ごし方を実践することで体の中から健康になる方法なのです。
しかし私には時間がない。遠くまで行く元気もない。
でも「それっぽいサジマ(マッサージ)」じゃなくて、医師の診断付きの本格的アーユルヴェーダを近場で、しかも短期で受けたい!
というわがまま心で一心不乱にリサーチしたところ、ありました。コロンボ市内でドクターの診断付きのアーユルヴェーダを体験できる施設が一軒だけ。それが今回行った「ExSerendib Ayurveda Cure&Therapy」です。
2.コロンボ唯一の本格日帰りアーユルヴェーダサロン。
前回行ったシーサイド食堂から内陸部に向けて徒歩20分ほど。歩いているうち、だんだん街並みがきれいになっていく。その施設がいわゆる高級住宅街にある、ということが景色の変化でわかりました。
One of お屋敷。「ほえー、きれー」と眺めていると警備員のおじさんが誇らしそうに「撮ってもいいんだぜ」とポーズをきめていたので撮影したのですが、おじさん見切れて写っていません。ごめんなさい、
この道中、車が多いのと信号がないので道を渡るのに難儀していましたが、思い切って歩き出してみると車が停まってくれることがわかり、その後は問題なく渡れるようになりました。
「自分から踏み出すことが大事」
J-POPの歌詞みたいなことをコロンボの街角で教わりました。あとこの美しいお屋敷を見た数分後にバスとタクシーの事故を目撃。いろいろドラマチックなコロンボです。
そんななか、大通りから一歩入った路地に「ExSerendib Ayurveda Cure&Therapy」を発見。
一見すると普通のお屋敷ですが完全予約制のアーユルヴェーダらしい。
3.はじめてのアーユルヴェーダ。まずは問診から。
ピンポンを押して中に入れてもらいます。予約は公式WEBから。
WEBからというと、英語だけかと思いますが、さにあらず。実はここ日本語通訳者がいるアーユルヴェーダなのです。私はなぜか英語でメールをやりとりしましたが、先方からの返事は全部日本語、しかも完璧な。おそれいりました。
というわけで日本人も安心のExSerendib Ayurvedaなのですが、施術はていねい&本格的。私も行くまでは「トラベラー向きって、本格的じゃなさそう?」みたいに疑っていたのですがそんなことないです。おそれいりました(2度言った)。
きれいなロビーでしばし待つ。といってもその時間帯は1組のみしか受け付けてないので、待つといっても数分。
先にドクターの診察。待ってました!
笑顔の女性ドクターが迎えてくれます。
「写真いいですか?」と言ったら「どうぞどうぞ」とこの笑顔。先生はもちろん英語堪能ですが、英語で自分の体調を伝えることに自信がない場合は、通訳者が入ってくれるっぽいです。
私は先生とマンツーマンでここぞとばかりに日頃の体調不安をえんえんと語りに語りました。先生も「けっこうやばいのきた…」と思ったのか、親身に聞いてくださいます。
問診、脈診、血圧。
簡易的ではありますが、これを経て、この内容と自分がやってみたい施術を合わせたトリートメントへ。それが終わってからドーシャ(体質)の説明と、体に合う食べ物&生活指導があるそうです。楽しみ!
4.憧れのシロダーラから始まるアーユルヴェーダトリートメント。
トリートメントルームは2階。
基本プランみたいなものもありますが、私はそれにプラスで憧れのシロダーラを追加オーダー。施術は90分だったかな。
まずはシロダーラ。
ごま油を額に垂らし続ける例のアレですが、やってみたかった!
この金の器にオイルを入れてもらって、あおむけに寝た状態で額の中心につつつつつーっとオイルを垂らしてもらいます。で、そのオイルで頭皮をマッサージしていただく。ああ、日頃無駄に考えすぎの私の脳がほぐされていく…。
最初はくすぐったいんだけど、頭全体にオイルがなじむ頃にはなんともいえないリラックス感。
そして全身のオイルマッサージ。私の体質に合わせたオイルを先生が選び、それで全身をトリートメントしてもらいます。
このオイルは買うこともできるそうな。
日頃マッサージによく行くほうではないので、他と比べてどうかという表現できないのですが…。私の感想としてはさりげなく、かなりよかった。いい意味でまったくマッサージされている感がなくて、自分の考えに集中できて、気がついたら時間がたっていた。
時々先生が監督に来ます。何を話しているかはシンハラ語なのでわかりません。
あっという間の90分。
オイルのついた体と髪を洗い流すシャワールームもあります。けっこう街中のマッサージ屋さんだとオイルまみれで帰されると聞いてびびっていたので、ほっ。
で、お茶を飲みながらリビングでぼんやり。あとからドレッサーに気がついたけど、まあいいや…とそのままドクターの診断へ。
しかしこの後診察室へ入るなり助手さんから「あなたが診断受けてるところ、動画撮ってもいい?」と申し出が。髪びしょびしょ&ノーメイクという丸腰っぷり。髪くらい乾かせばよかった。もうどうでもいいけど。
5.ドクターによるドーシャと体質診断。カルテもいただきます。
ここで自分のドーシャと生活注意点が書かれたカルテをもらいます。
ドーシャは、ヴァータ、ピッタ、カッパの3種。説明は上記の通り、
ただし3タイプのどれかにきっちり分類されるわけではなくて、皆それぞれの要素を少しずつ持っているのだそう。その上で一番多く持っている要素が自分の体質になるらしい。
私はヴァータでした。
先生手書きのカルテ。
私に合う食べ物、合わない食べ物。行動の向き不向きなども書かれています。
NGは脂っこいもの、オーバーワーク、夜更かし、気候の変化。
シンプルでありながら、早寝で気圧の変化が苦手な(飛行機はもちろん高層ビルのエレベーターにも弱い)私の体質に合った診断。そしていつも見えるところにこれを置いて、食べ物の注意もいまだに守っています。
90分+診察でほぼ半日コースで9000円くらい。カード可。
スリランカとしてはもちろんお高いのですが、シロダーラも入れてこの価格は日本とは比べ物にならないほど安い。もちろん本格的な療養施設とは違うのですが、私みたいに
時間がない
遠くにもいけない
でも本格アーユルヴェーダを体験したい!
という人にはおすすめです。
6.これまでのスリランカ旅の記録。
これまでの内容はこちらをどうぞ。
で、次回はもうひとつのこの旅の目的、リゾート建築のカリスマ、ジェフリー・バワ氏の世界に浸りにまいります。しかも自宅に泊まりました。
次回「ジェフリー・バワの自宅【No.11】にホームステイ体験」。
ものすごい濃密な時間が過ごせました。
アーユルヴェーダ施設の住所は一番下に貼っておきますね。
では今年もよろしくお願いいたします。
ExSerendib Ayurveda Cure&Therapy
32/8A, Flower Road, Colombo 07