香港でお世話になっているシャングリラホテル(Shangri-La Hotel Colombo)。コロンボにもできた!ということで「シャングリラホテル・コロンボ」、今回旅の拠点として泊まってみました。
スリランカは地方に世界遺産が多いので、観光だと空港から地方にいきなり行く人、またはキャンディなどの人気都市に近いニゴンボ で一泊して行く人が多いそう。一方でコロンボは商業の中心地。ここも観光客よりビジネスマンが多いのかも。実際周りは全部(?)中国資本の開発地〜。
でも私の旅の目的は「コロンボを拠点に近場でゆるーく遊ぶ」だったので、便利な立地にあるこのホテルには旅の間、都合2回泊まりました。
部屋は二回ともだいたい同じ。期待していたほど部屋は広くないのでした。
コロンボってまだ土地があるイメージだったので、もっと広いかと思っていたのでちょっと拍子抜け。香港の「アイランド・シャングリラ」より、ちょい狭くらいかな。今回はテラスがついている部屋だったので、昼間はぐっと広く感じられます。そう、テラスがやたら広い。
バスルーム。バスタブ命のむくみ人間なので、バスルームの充実度合いは大事。
何より、お湯が透明だったことに感激しました!
「高級ホテルなんだから当たり前でしょ」と思われるかもしれませんが、前評判ではスリランカのホテルはそこそこのホテルでもお湯が黄色いと聞いていたので、逆にびっくりして喜びました。
レインシャワーもある。レインシャワーの楽しみ方がまだよくわからない。レインシャワーってどういう時に便利なのか。
ボケ写真だけど、アメニティはスリランカの高級スキンケアブランド「スパセイロン」。
スパセイロンは天然成分のアロマが楽しめるアイテムが揃っています。今回の旅でレッドサンダルウッドの香りのボディクリームもよかった。シャングリラ系はロクシタンが多いのですが、私はこちらのスパセイロンのほうが好みでした。
スパセイロン、スリランカの物価の中では「高!」って思うんですけど、これ日本だと驚くほど高いですからね…。女子旅的には現地で買ってください。そしてこのスパセイロン、毎日やたらもりもり補充してくれます。なぜだ…。
ウェルカムドリンクの数々。牛乳もやたら多い。でもおいしかった。なんかこう書くと「シャングリラ・コロンボ」は「やたら」がキーワードですね。なんかわけもなく太っ腹なかんじ?
この日は夜着いたのでルームサービスを注文したのですが、注文したことを忘れて寝そうになるほど遅いので、時間に余裕のないときはおすすめしません(断言)。階下にモダンスリランカ料理のバーがあるので、そちらへ。そこ、すごく面白かったので紹介したいなー。
テラスからの眺め。
絶賛開発中!ですが、よく見ると面白いんです。
緑色の池(たぶんどこかで海につながってる)をはさんで、奥が旧国会議事堂、手前の四角い建物は防衛省らしい。古い建物は石造りなのですが、石造りの建築って、その国の土の色がわかるので好きです。スリランカは赤茶。赤茶の建物の前に、ヤシの木が並んでいる景色は、クラシカルな絵葉書みたいでした。そして防衛省では迷彩服のおじさんたちが、海のほうに向かって物見櫓から双眼鏡をかまえていました。それをまた双眼鏡(持参!)で見る私…。
そして双眼鏡持ってきてよかったのがプチ野鳥ウォッチングができること。海が近くなので海鳥が多いんですけど、それぞれ毎日いる場所が決まっていて「あっ、今日もペリカンが来た!」とか喜んでいました。お好きな方にはたまらない。
おすすめといえばそうそう。ここに泊まるときは
朝食付きプランをおすすめします!!!(きっぱり)
内容が充実しているから…でもあるんですが、徒歩圏内に朝食が食べられる場がないというのもその理由。観光客向けの施設(ダッチホスピタル)というのがトゥクトゥクですぐのところにはあるんですが、朝ごはんあるのかな…??? 一度もダッチホスピタルに行かなかったんでわかりませんが。
朝ごはんはカフェレストラン「TABLE ONE」にて。
入ったらいきなり、しぼりたて果汁のショット。ウェルカムドリンク! 味は日替わりなんです。ぐいっと飲み干して、ブッフェに行きましょう。
朝からカレー。昼もカレー、夜もカレー。気にしないけど。インド系もあります。ドーサも作ってくれる。
ところでこのお面、見覚えがあるなと思ったら幼い頃、我が家に飾られていたものとそっくりでした。それはネパールのものだったはずだけど、子供には怖かったよ…。
ご当地感満点だったのは、このチャツネ・バー。
同じシャングリラ系列の「ケリーホテル香港」にはマスタード・バーがあるんですけど、それがスリランカだとチャツネになるという。楽しい!
ケリーホテル香港の朝食は上記からー。マスタードバーの写真はないけれど。
海見えのライブ感のあるブッフェスタイル、という点ではケリーホテル香港とちょっと似たところがあるかも。チェックシャツを着たスタッフの皆さんは全員超スローリーですが親切です(スリランカ共通事項)。
あと個人的にうれしかった朝食ポイント。
自家製ミニジャム!
パッションフルーツ、グアバなど南国っぽいフレーバーもあります。ホテルメイドなんだそうですが、レストランでしか食べられません。おみやげに買えるようになるといいな。手のひらに乗るくらいの大きさなんで、気軽なスリランカみやげとして良さそうですよね。
バナナが日替わりで複数種類!!!
先日行ったボートサファリのレンジャーさんによると、スリランカにバナナは30種以上あるそう。そのうちの5、6種くらいしか食べられなかったけど、これは楽しいです。
www.girlstraveler.comそのボードサファリ。これも楽しかった。
あと、上の写真の中にちょこんと置いてあるライム。何にでもレモン感覚でライムを絞って食べるみたいなんですが、そのトロピカルなスタイルに萌えました。あと水牛のヨーグルト「カード」もおいしい。なんか食べ物どれも、絵本に出てくるような「おとぎ話」感がある。
そして残念すぎる私のブッフェ盛り付け。「ブッフェ下手くそ選手権」があったら、上位に食い込む自信があります。脳の一部ががっぽり空洞になっているのでは…と疑うレベルですが、おいしかったです。あとこのゾウさんマグは、ここのロビーにあるワイヤー製のゾウさんアートをモチーフにしたもの。ロビーフロアで売っています。
そしてこのホテルで何よりうれしかったこと。
それはホテルの皆さんとのコミュニケーション!
香港だとお客も多くて忙しいので、ドアマンの皆さんとじっくり言葉を交わす機会は少ないけれど、ここだとお客も少ないので(大丈夫か?)、皆さん私の素朴な疑問にもたくさん答えてくれました。出かけるときも「マダム今日はどこ行くのー」「◯◯行きたいって行ってたよね? 楽しかった?」とか声をかけてくれて楽しかった。知らない土地だからこそ、こういう一声がうれしかったりする。
無料トゥクトゥクサービスもあり、Wifiも順調。スリランカではありがちな充電の遅さもここはそんなに気になりませんでした。改善してもらいたい点としては、ちょっと部屋がカビくさいくらい。30分で慣れますけど。
…と、ちょこちょこツッコミどころはあるけれど、総じて快適&アットホーム。コロンボで安心して泊まりたいって時は「シャングリラホテル・コロンボ」おすすめです。
Shangri-La Hotel Colombo
Galle Face, Colombo 2, 1 Colombo