香港女子旅研究所。

香港好きの日記。内容は事実関係を含めてまあまあ曖昧かつ適当です。

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細工にほれぼれする歴史建築「魯班先師廟( Lo Pan Temple)」@堅尼地城

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よく泊まる香港大学駅(HKU)&堅尼地城(ケネディタウン)エリア。たまには朝の散歩でも、と運動がてら小さな廟所に出かけてみました。

その廟所の名前は「魯班先師廟( Lo Pan Temple)」

あまりにも渋いロケーションなので今まで完全にノーマークでしたが、行ってみたらとても見応えがあって素敵な場所でした。

 

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まず行き方をざっくり言うと、ケネディタウンの中心地にあるそこそこ大きな通り「」から急坂をのぼっていきます。私はもっと小さい路地をぐねぐねのぼっていきましたが、この大きな通りをのぼっていったほうがわかりやすいはずです。確か山市街といったかな。で、上の看板が見えたら左折。

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その看板を頼りに路地を入って行くと、ありました「魯班先師廟( Lo Pan Temple)」!

本当に坂道の上の細い細い路地、住宅の間にさりげなく存在しているのです。一見本当に小さな中華廟なんですが、なぜここを訪ねたくなったかというと、この廟の生まれた背景がちょっとユニークだったから。

ここの創立は1884年。祀っているのは、中国の建築の神様とされる「魯班」。いわゆる大工さんの神様なのだそうですが、それまで香港にはこの魯班を祀った場所がなくて、地元の大工さんたちが集まってここを建築したのだそうです。

大工さんの廟だけあって、建築的にも見応えがあります。

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屋根にのった神様たち。細かい。

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入り口の神様も芸こま!(芸が細かいの略)

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そして一番驚いたのは、この屋根! ちょっとなんか某女性アーティストのロゴマークを彷彿とさせるものがありますが、気のせいでしょう。それにしても細やかなので、次行く時は双眼鏡を持参しなくては。最近景色や遠くの鳥を見るのにハマっているので、単に双眼鏡持って行くのが好きなだけなんですけど。

中には今も管理人さんがいます。写真は遠慮しましたが、廟内も大工さんが力を入れただけあって、本当に緻密な細工がたくさんあって、小さな廟なのに思わずぼーっと見入ってしまいます。

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帰りはこの急坂を街へと降りてまいります。

坂道をのぼるのはちょっと大変だけど、行っただけのことはある。建築的にも歴史的にも意味があるけれど、何より今も現役で愛されるリアルな祈りの場であることに「じーん」とくるものがありました。

早起きは150HK$くらいの得でした(細かい)

 

魯班先師廟( Lo Pan Temple)

15 Ching Lin Terrace, Li Po Lung Path, Belcher’s St., Kennedy Town





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