今年コタキナバルに行った時に中心部でおいしかった店を紹介します。ど田舎はど田舎で面白かったのですが、まずは1泊目に泊まったコタキナバル中心地から。
あ、行く予定のある人&行きたいと思っている人は、まずコチラからどうぞ。
そしてコタキナバルのゴハンについてですが、華僑の多いコタキナバルだけあって、この地で独自進化した中国系料理がおいしかったです。麺類が多いんですが、香港とはまた違った風情で新鮮だったので、また行きたい2軒を。
【亜燕】
イマゴショッピングモールに入っている、サンダカン発祥の有名屋台。このモールの中は閑散としていて(というかコタキナバルはだいたい人口に対してモールが広すぎる)「大丈夫…?」って思っちゃうんですが、大丈夫。上のほうに地元で評判の食堂の支店がいくつか入っています。
店の名前は「亜燕」。
フライドポークチョップ(トンカツのようなもの)をのせたクイティアオという幅広汁なし麺を売りにしている老舗です。1940年創業。ボルネオ島の華僑の歴史は長いのですね。
それがこちら。肉が柔らかくてジューシー。
こちらはチキンカツだったかな。トッピングがこってりしているぶん、スープがあっさり。香草もしっかりきいていて、好きでした。
うっかり全部揚げ物。
サイドメニューの揚げワンタンが、さくさくで実はかなりおいしかったです。
一方でふだん揚げ物食べないので、おいしいけどなかなかヘビー。地元の人たちはこれと一緒に、甘そうなゼリー入りスムージーみたいなものを飲んでいた…(ドロ○ッチみたいな)。ツワモノすぎる。そのあともけっこうそのカラフルゼリードリンクを見かけたんですけど、そのハイカロリーな食事風景、ご近所フィリピンの影響を感じます。
わかりやすいネオンサイン。
そしてもう一軒。
【金興利茶室】
コタキナバルのご当地ヌードル、生肉麺(サンニュックミン)の有名店らしい。
生肉、といっても豚肉の茹でたものが入っている麺のことなので、全然生ではないです。ご安心ください。
ただここ、Grabで行ったんですけど実はかなりなダウンタウンで、運転手さん(インド系)に「なんでこんなエリアに用事があるんだ? 本当にここか? 俺のおすすめは通りの向かいのあの店だが!」と突っ込まれる。「いいのいいの」と降りましたが、そういうおせっかいをやいてくれる人が、コタキナバルではあまり出会わなかったので、予備知識を得るという意味ではありがたかった。
奥が生肉麺。
手前はなんか汁なし和え麺。汁なし麺が好きなので他の人が食べているのを見て適当に注文。こってり系に見えますが、中国醤油がベースになっていて意外にもさっぱり味。ぺろりとたいらげました。
生肉麺。
おいしい!!! 全体にオイリーなコタキナバル・グルメの中で、最も胃が休まった味でした。豚肉が粉をはたいてゆでているらしく、つるっとした食感。スープもダシが出ていておいしい。麺はスープがやらみやすい極細ビーフン。
なんとスープは炭で炊いている!
スマホで撮った写真にはこのお姉さんのフルスマイルもあります。かわいい。観光客としては引くくらい下町ですが、来てよかった。皆やさしいし、言葉通じないけど。
おすすめコタキナバル地元食堂2選でした。
あとは気になった店は中心地から離れたところにあったので、心残りもありつつ1泊でコタキナバル市街を去りました。
そして次は市街地から車で1時間のど田舎、トゥアランへ。
目的は「シャングリ・ラ ラサリア」におけるリゾート滞在。コタキナバルには1泊目の夜に泊まった「シャングリ・ラ タンジュンアル」とこの「シャングリ・ラ ラサリア」の2つのシャングリ・ラが存在します。
「シャングリ・ラ タンジュンアル」の記事はコチラ。
どっちに泊まろうか、事前にネットで調べて悩んでいた時は「ラサリアとタンジュンアル、どっちがおすすめ?」的な記事をたくさん観ました。ならばどっちも泊まって自分で確かめようじゃないか。
というわけでラサリアの宿泊記も早く掲載したいっ。