もはや大冒険になっております、コタキナバル→クアラルンプール紀行。まずここまでのあらすじを説明させてください。
コタキナバルからクアラルンプールに移動(発熱)
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某ホテルからチェックイン直前にドタキャン(される)
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シェラトンに急遽お泊り。
となったこの旅、ドタキャンからシェラトンの流れは前回記事をどうぞ。
行ったら部屋がない!…なんてバックパッカーのエッセイでしかない話かと思ってましたけど、本当にあるんですね。
そしてシェラトンから帰国…するのではなく、実はもう一泊残していました。
安定の「トレーダース ホテル クアラルンプール 」宿泊記。
これまでも何度か泊まっている安定の「トレーダース ホテル クアラルンプール 」。とりあえず一泊目に泊まるつもりだったホテルの方にwhats uppで連絡すると、トレーダースまで送ってくださることに。自分でタクっても10分だけど、アーリーチェックインを手配してくださったそうなのでここはお言葉に甘えます。さー、お気に入りホテルでのびのびするぞー。
実は私はこの「トレーダース ホテル クアラルンプール 」が好きなんですが、その理由をちょっとプレゼンさせてください。
「トレーダース ホテル クアラルンプール 」が好きな3つの理由。
1. シンプルで広い!
日本と比べれば、あんな高級ホテルもこんな老舗ホテルも格安で泊まれるクアラルンプール。でも私、ちょっとお高級すぎるホテルはどうも居心地が悪い。そんな時にここはいろいろちょうどいいんです、私にとって。私にとって「贅沢」というものは豪華さや最先端の設備ではなく、広さとか安心できる空間とか、そういうことにあるんでしょうね。
その点ここは、まず部屋が広い。マレーシアの国土の広さに思いを馳せずにはいられない、ゆったりとした広さ。このなんともいえない普通なインテリアとかも、ほんとちょうどいいです!
今回はペトロナス・ツインタワー向きの部屋でした。
おっ、その右には前に来た時はなかった黒々としたのっぽのビルがある。これが新しくできたフォーシーズンズホテル クアラルンプール。
夜になるとこの景色がまた本気出してきます! もはや絵葉書。しかしフォーシーズンズのライトアップは大味すぎないか。
でも翌朝、この部屋の向きにものすごい後悔することに。
なぜなら、この手前(写真に写ってない部分)にモスクがあり、アザーンで起こされるのです。
またアザーンかーー!
アザーンは数日で慣れるって在住者の方は言いますけど、無理オブ無理!
私が予約した部屋はツインタワービューではなかったはずですが、ここはどうやらクラブルーム。最初にドタキャンされたホテルのお兄さんがおわびのつもりでこの部屋を手配してくれたらしい。しかも「何時に入って、明日も何時にチェックアウトしてもいい」とのこと。部屋に入ると赤ワインと「申し訳ございませんでした」という趣旨が切々と訴えられた長い手紙が置かれておりました。平謝りすぎて泣ける。部屋の全景写真の左に写り込んでるやつがそれです…
このホテルが好きなのはこのバスルーム。
シャワーの時はガラス扉を右にスライドさせると水しぶきが外に飛ばないようにできて、バスタブに入ってる時は左に…とフレキシブルで実用的。アメニティは持参派なので気にしません。
2. ラウンジが空いている。
マレーシアのラウンジに求めるもの、それは「お酒が置いてありさえすればいい」(街でお酒が高いから)。でもタイガービールがあるとうれしかったりする。
ここは広い上にいつ行ってもすいてて、好きなだけぼーっとできます。
窓ぎわでツインタワーを見ながらマサラなスナックと白ワイン。
最高です。ここからツインタワーが好きなだけ眺められるんだから、部屋からは見えなくてもいいとさえ思います。さて一杯いただいたら、KLCC方面に向けて夕ごはんを食べに向かいましょう。
3. 周囲に緑が多くて気持ち良い!
ホテルとKLCC、ツインタワーの間には広い公園があります。朝に公園で木の実とかを拾いながら散歩するのがすごくすごく楽しい。
一階のカフェでは早朝、欧米人のヨガサークルの人とかがスポーツ終わりにカフェをしている姿がよく見られます。
で、あの赤い車がKLCCまで輸送してくれるので便利。といっても5分もかからないけど。この日は夕暮れ時に乗ったらBGMにマイケル・ジャクソンの「ビリー・ジーン」流してくれて、なんかライトアップと溶け合って胸にぐっとくるものがありました(たぶん体力の限界でナーバスになっていた)。
この日のおでかけは超近場、新しくできたフォーシーズンズホテル クアラルンプールにあるロビンソンズ(Robinsons)。初めて行ったんですけどいろいろな意味でツボでした。
ロビンソンズでのお目当ては現地の少数民族の人が作ったカゴの催事。全部買いたかった。萌え!!!
その話はまた今度にしましょう。
ホテルのファシリティもご紹介。
朝食。
マレーシアの文化、KOPITIAM(喫茶)のコーナーがあるのが楽しい。
カヤトーストとソフトボイルドエッグを出してくれます。おいしいのに映えない!涙
広いけどいつも混んでます。
マッサージ。
ヘッドマッサージ受けてみましたが、超普通でした。でも1500円くらいと格安なので(普通はなにかのコースにオプションでつけるらしい)深夜便で帰る前とかにやってもいいかもしれません。
チェックアウトの時
「今回のステイはどうだった?」
と尋ねられたので素直に
「最高だけどアザーンはつらいです」と答えました。
それなら逆サイドの部屋に次からするといいかも、と言われました。なるほど、そうします。そっちのほうが安いし。
…というわけで、広くて、緑があって、飾り気がなくて、大好き「トレーダース ホテル クアラルンプール」の話でした。
なかなか身軽に旅に出られない日々が続くけど、こうしてへんてこな旅行の思い出を掘り返している時間もいいですね。やっぱり旅は心の栄養。いままで息つく間もなくあっちこっち出かけていたので、こういう「思い出し笑い」の時間もけっこう楽しんでいます。またなんか書こっと!