9月1日開業のフォーシーズンズホテル東京大手町。
先日のダイニング&プール編に続いて、プライベートゾーンを紹介します。
www.girlstraveler.com部屋ごとにいってみましょう。
なんとこのフォーシーズンズホテル東京大手町、全192室に10のカテゴリーが存在している大型ホテル。今回たくさんの部屋を見せていただきましたが、抜粋して紹介。客室のデザインは、数多くのアマンを手掛けたジャン・ミシェル・ギャシー氏(Jean-Michel Gathy)。
1. デラックス ガーデンビュー
ガーデンというか皇居を地上37階から望む皇居ビュー。
写真だと緑がきれいくらいに見えますが、実際のぞきこむと「えっ…いいんですか?」というくらいよく見えます。何がどんなふうに見えるかは、ぜひ実際に行って確かめてください。
ヘッドボードには、三宅一生氏の「プリーツプリーズ」にインスパイアされて作られたテキスタイルアートが。シンプルななかに日本のエッセンスが生きている、というしつらえは全室共通。
お風呂からも皇居が…。い、いいんですか!?
アメニティ。
歯磨き粉がイタリアの「Marvis」なのがしゃれてますね。こんなミニサイズ、初めて見ました。
2. スタジオルーム シティビュー
37階という高さなので、シティビューといえど視界をさえぎるものはほぼなし。夜景が華やかそうで楽しみです。逆にガーデンビューの夜は静かな森の向こうに都会のネオンが、とか…?
ベッド。一人だったら十分の広さですね。
このカルガモさんをベッドに置くと、リネンを交換してほしいというサインになるようです。遊びココロがあって日本らしさもある仕掛け。
さて、ここからはスイートルーム。
泊まる機会はなかなかなさそうですが、大人の社会科見学のような気分です。泊まる気満々という方は思いきり参考にしてください。
3. フォーシーズンズスイート
ベッドルームをメインに、その後ろがウォークインクローゼットになっている開放的なスイートルーム。スイートというと、ベッドルームとリビングと…とセパレートになっているイメージがあるんですが、ここは全体の一体感がユニーク。
ベッドルームの裏にあるウォークインクローゼット。
左右から出入りできるので、ウォークインというよりは、ウォークスルーといったほうがしっくりくるかも。
さらにこの部屋はベッド奥のバスルームが素敵!
洗い場つきのバスタブと…(外からも中からも丸見えなのですが、スクリーンとか何か見えない仕掛けがあるんでしょう…聞きそびれましたが、あると信じてます)
その反対側にシャワーブース。
かなりぜいたくな空間の使いかたでした。公式WEBには皇居ビューだけ出ていたけど、私が見せていただいたお部屋はシティビューでした。いろいろあるのかな。
そしてこのホテル最高のお部屋であろう、インペリアルスイートにまいりましょう。
4. インペリアルスイート
えっ、客室…?というくらいゴージャス! そして広い。
逆光で暗くて見づらいんですけど、ダイニングテーブルも。
そしてこの背中側には大きなキッチンもあります。料理人同伴で泊まる方はもちろん、ホテルの調理スタッフの方に部屋に来ていただいて調理してもらう、というのもリクエスト次第では可能かも…とのお話でした。
もはやここまで来ると、憧れよりもこの部屋に泊まるのはどういう人なんだろう…という空想のほうが活発に。外国からの要人やスター、または産油国の方々とか??? そしてこの部屋を再訪することはあるのだろうか。
ものすごく広いバスルーム。
バスタブの向かいに二人一緒に立てるくらいの大きな洗面台があります。外は安定の(?)皇居ビュー。
ちなみにすべてのカテゴリーかは未確認ですが、ほとんどの洗面台の前にリモコンが置いてあり、それで洗面台にテレビを写して、テレビを見ながら身支度を調えることができるとのこと。
テレビっ子のセレブリティもこれなら安心!
ちなみにこのカテゴリーのみ、アメニティはゲランでした。
あとこれは全室共通アメニティと思われるんですが、レターセット。
和綴じのノートが斬新!
駆け足で次々見学したので、記憶違いがあったら申し訳ありません。でも広さや間取りはさまざまでありながら、スタンダードな部屋からスイートまで同じムードを味わえるホテルであることは感じていただけたかと。
で、ここで終わると思いきや。このホテルには個性的なパブリックスペースがあるんです!
ビジネスに、ラウンジがわりに。時間貸しのソーシャルルームも。
キッチン付きの時間貸しスペースといった印象。丸の内同様、こちらのフォーシーズンズホテルもいわゆるクラブラウンジがないので、ある意味ではこちらがその役目を果たすのかも。ただし時間貸しですが。
最後に。
華やかでデコラティブなダイニングゾーンとはうってかわって、シンプルなシティリゾート感たっぷりの全192室。フォーシーズンズの常客ともなると、高級ホテルに求めるものは非日常感ではなく「地球のどこでも自分らしく過ごせる」自然体の空間なのかもなーと思いました。
あと、フォーシーズンズといえば会員組織がないことでも有名。ホテルの方に聞いてみると「本当のVIPはそういったことは気にされませんから」とのことでした。もはや必要がないということですね。ステイタスを気にしないというステイタス!
いろいろな意味で天空からの視点を得ることができましたので、今後に活かしたいと思います。
ダイニングについてはこちら。