香港女子旅研究所。

旅が好きで、香港が好き。

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2022−2023年 コロナ時代の香港旅日記  ④譚仔三哥米線と聖夜のホテルマデラ香港

香港2日目はすべての予定を変更して地下鉄でHKIAに行った。というか戻った。

紛失したパスポートはHKIAにあったからだ。

その顛末はしつこいようだが別の機会にあらためて。プライベートな話というのもあるけど、なくした日に一生懸命「パスポート 紛失 香港 ホリデー」とかで調べても何も出てこなかった。どうやらこれまで香港の(領事館のあいてない)ホリデー真っ只中にパスポートをガチ紛失した日本人はネット上にはいないらしい。だから私が、次にホリデーの真っ只中にパスポートを紛失する未来のうっかりさんのために、なんらかの形で対策を残しておきたいなーと思っている。

前にも見たよね、この景色…

【大好物の譚仔三哥米線を、香港で食べる!】

HKIAからの帰りは青衣経由で、駅直結の青衣城にある譚仔三哥で米線を食べた。

最近は日本にも上陸して、新宿店なんかはしばしば行列ができている。その列を通り過ぎるたび「いやいや私は絶対に香港で食べるんですよ」とひそかな野心(自己暗示?)を燃やしていたのだけど、ようやく、その願いが、叶ったーーー!!!

おまちどう〜。と出てきた全部のせ麺(みたいなやつ)を見て「そうそうこういうの、こういうのだよ」と心の中で「孤独のグルメ香港編」をやってしまう。久々に食べたものが記憶ほどおいしくなかった…なんてこともあるあるだけど

譚仔三哥は何年ぶりでも、連日食べてもうまい。

ということがこの旅でよくわかった。…というほど連日食べた。店の人にも「いまは日本でも人気だよ」というようなことを伝えたが、まったくの予想外のコメントだったせいか信じてもらえなかった。そのあと会った人にも「え? 日本で? 譚仔? 日本人が食べるってことですか?」と驚かれた。そのくらいローカルでユニークな味だと自覚しているのか、または日本人はラーメンと牛丼と寿司しか食べないと思われているのか。

反対にサイゼが香港で人気であることを日本人に言うと驚くから、そんなかんじなのかもしれない。

こういう店でも香港人は甘い系の飲み物を注文するのが以前から謎。個人的には合わないと思うけど、一応ローカルルールに従い注文する。

【クリスマスのお宿は、ホテルマデラ香港】

この日から2泊は佐敦(ジョーダン)のテルマデラ香港に泊まった。

はすっぱなかんじの怖いお姉さんコンビが受付をやっている。およそホテルのレセプションとは思えないムードをたたえた二人だが、朝10時に荷物だけ置かせてもらいに行ったら「部屋、あいてるよ」と通してくれたので実際はいい人なのだと思う。この後2泊したが、二人はずっとここにいた。不動のフロントメンバーである。

今回ここにした理由は

クリスマスなのに安いこと(他が鬼のように高い)

値段のわりに広くてバスタブがあること。

そして駅から近いこと。

この3点に尽きる。

クリスマスイブイブ(懐かしい響き…)で街はごった返しており、トナカイのツノのカチューシャ×ミニスカートのトナカイ女子たちが男と腕を組んで歩いている。この異常事態はそれから3日ほど続いた。そりゃどこのホテルも高くなるわな。

深海魚みたいな店。

【ホテルマデラのルームツアー】

前評判通り部屋は広く、天井は高かった。

ただ写真で見てわかっていたけれど、カラーリングが絶対おかしい。

でも何度もいうけどカラーリングはおかしい。

黒ベースに水回りなどの小物は黄緑。風呂の照明は紫。

ごていねいに風呂にはジャクジーもある。でも「マッサージに効く!」みたいなものじゃなくて、なんか泡がゴボゴボ出ているというかんじ。率直に言ってうるさい。ジャクジーというより、バブルバスを想像したほうがいいと思う。

ここまで書いてわかったと思うけれど、

ラブホみが強いんですよね…このホテル。

あとものすごく寒い(文句ばっかりで申し訳ありません!)。

ここに限らず、香港の低価格帯のホテルは冷暖房がないことも多い。重々わかっていた。…はずなのに、その勘が戻っていなかった。それがブランクというものなのか。

冷えと疲れで抵抗力が落ちている気がしたので、部屋では日本から持参したウルトラにライトなダウン(真っ赤。日本で着てるときはよく大陸の人と間違えられるやつ)を手放せず、かけぶとんを一枚追加。薬局では日本製の貼るカイロまで買ってしまった。一袋1000円!!!泣く! でもコロナにかからないためには冷えは大敵なのよー。

マクマンキーが近所という贅沢。

【ワンタン麺の麥文記麺家で水餃子を食べる】

夜は近所のマクマンキーで、麺抜きのエビワンタンをテイクアウト。…と思って、部屋で開けてみたらこれがオーダー違いで水餃子だった。豚肉メインでエビときくらげが入ってて、こちらもすごくおいしかった。新しい味を発見できるならオーダー間違いもたまには悪くはないか。

そのスープで温まり、合法の範囲で持参した日本の焼酎を飲みながら、香港のクリスマスイブイブは更けていった。

 

 





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