マレーシアは筋金入りの多民族国家。
だからもちろんチャイナタウンもあります。
そんなわけで電車を乗り継いでチャイナタウンへランチにゴーしてみました
駅からチャイナタウンまでの風景はこんなかんじ。
本当に下町。それにしても暑い…
途中、ヒンズー教の寺院も見学しながらチャイナタウンを目指します。
着きましたーー、ここがチャイナタウンの入り口。
寄り道しなければ最寄り駅からものの5分ってところでしょうか。
でも周辺はあまり治安がいいかんじがしないので、遅い時間に来るときは女子一人とかは気をつけたほうがいいかも。昼は問題ないと思うんだけど。
チャイナタウンって言っても門をくぐると、ほとんどがパチもん屋。びっくりだね。
香港にもこういうところあるけど、ここまでパチもん専門店が並んでいるのは見たことない。パチもん屋が通りの8割を占める不思議空間。
通りを歩くと店番のおっさんたちが、売り物の腕時計を指差して「ホンモノミタイ」と日本語でセールストークをかましてくる。本物じゃないことはすでに認めちゃってるんだね☆
なぜか打小人をやっている女性が道ばたに。
誰に頼まれたわけでもなさそうなのに、スリッパで紙人形ぺんぺんやっている(しかもなぜセクシーチャイナドレス…)。すごいシュールな風景です。
で、何をしに来たかって、ランチを食べにきたのです。
そのお目当ての店が、ワンタンミーで有名な「冠記」。
思わずひるむ、暗く渋すぎるエントランス。
でも大丈夫(なはず)。中に入りましょう〜
中はこんな。
お世辞にもぴかぴかとはいえないけど、お掃除は行き届いていて清潔。
(写真のお兄さんの髪型が個性的すぎるってことは言わない約束です)
どうやらここ、相当な老舗らしい。
そして店に貼ってあった雑誌の記事によると、いまは3兄弟が仲良く切り盛りしているらしい。店におじさんは4人いたので、どの3人が兄弟なのかなあと思いつつ、注文。
私は手前のチャーシューミー•ドライ。マレーシアでは汁なし麺をドライと言うっぽい。で、ツレは奥のワンタンミー•ドライを注文。
麺の味付けは同じ。甘めだけど、見た目ほどこってりしてないのでわりとぺろりと食べられます。スープは超がつくほどあっさりしたお味。
でも汁なし麺大好き人間としては、これはやみつきになる味
「ワンタンミー•ドライとかって、香港の撈麺と同じようなものでしょ」
と思っていた自分を往復ビンタしてやりたい! 全然違うよ!
本当に食べ物は、食べてみなくちゃわからないよ!
お会計は二人で11.5RM。300円弱。おいしいうえに安いのだ
そしてもう一軒気になる店があったんです。
それが、チャイナタウンのはずれの「南香飯店」。
ここはチキンライスが有名な店。
で、注文してみました、チキンライス。
確かごはんとスープ、鶏を別々に注文するシステムっぽい。
肝心のお味は……、うーむまあまあかなー
ちょっとなんか鶏肉がパサッとしているのよねん。シンガポールで食べた、あのぷりっと&しっとり感プリーズ!!!
シンガポールは酒が高いのがイタいんだけど、チキンライスは本当に絶品。ラッフルズホテル裏の海南人街の食堂とかアメージングだったよ。
しかし生姜、チリソース、中国醤油がつけ放題なのはうれしい
ソースちょっとずつしか付けてくれない東京のおしゃれチキンライス屋に見習ってほしい(←どこというわけではない)。
おまけ。
今までの人生で一番甘かったレモンティー。ガムシロとレモン汁だけまぜて飲んでるかと思った。紅茶はどこいった。
そんなわけでチャイナタウンin KUL。
「冠記」は大変おいしかったです。独特の甘みとコシのある細麺。
クアラルンプールのチャイナタウン、けっこうワイルドで面白い体験でした。観光地っぽい横浜中華街とかとは真逆だね(どっちがいいとかではなく)。そう思うと世界のチャイナタウンってほんとにみんな違う。それぞれの街のありように、その国での華僑の立ち位置や歴史が映し出されているのかもしれないな〜〜と思いながら駅までの道を戻りました。
つづく
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