香港でタイ料理!?
いや、絶対アリです。というのもものすごく素敵な店ができたんです。
それが昨秋湾仔に誕生した「Samsen」。
上環にある人気タイ料理店「Chachawan」のシェフが独立して仲間たちと開いたのがこちらなのだそう。
オープンからすぐ評判になって、日々行列ができているらしい。
しかも予約はNG、ウォークインのみ。
それならとランチの開店時刻に合わせて駆けつけてみました
場所は湾仔の駅から徒歩5分くらい。
歴史遺産で有名な藍屋(ブルーハウス)の近くといったらわかりやすいか。
店内はこんなかんじでごくカジュアル。レトロなタイルにそそられる〜
おひとりさま用にはキッチンかぶりつきのカウンター席もあり。
メニューはランチョンマットに書かれています。
この日はランチセット。といっても特別なメニューではなくて通常の単品メニューにドリンクがついてくるというものらしい。
スタッフのお方いわく、ここの料理のテーマはバンコクのストリートフード。
シェフが大手グループ(前の店のこと)ではできなかった、“自分の本当にやりたい料理”を追求するために仲間とこの店を開いたのだそう。日本でもレストラン取材でときどき聴くこの種の話。料理人の情熱は世界共通。
で食べたものはこちら
和牛ビーフボートヌードル。
牛の旨味と香草の香りが溶け合って、とにかくスープが複雑ーーー!
麺は細いセンレック(だっけ?)なので、スープがよくからんでいい具合なんです。
ドリンク付きで128HK$。
この場合の和牛は日本産てわけではなくて、きっとオーストラリア産とかなんだろうからWAGYUと表記するのが正しいかもしれない。いまや世界にはばたくWAGYUさんです
こちらは定番のパッタイ。
ドリンク付き118HK$(あ、128かも。どっちだ?)
甘酸っぱい味付けで食が進むこと進むこと。エビも立派でしょう。添えられたハーブやライムで味を変えながら食べると、あっという間に完食。
これはビールのおともにもいいんだろな〜
サイドメニューは空心菜炒め。58HK$。
メニューにはWatercress(クレソン)とあったけど、これは空心菜だよね??
まあおいしければどっちでも
ドリンクはタイ風アイスミルクティー。
濃厚で、甘くて、紅茶のほろ苦さもしっかり主張していて最高。
初めてなのにどこか懐かしい、ノスタルジックな味わいです。甘いの苦手なんだけど、これはごくごく飲んじゃう。たぶん紅茶の香りと渋みがしっかりときいているから、飲み飽きないんだろうな。
で、お料理もおいしかったんだけど、もう一つ気に入ったのは卓上の自家製スパイス。あまりにおいしいから、売っているなら買いたいとお店の人に言ったら、
「残念ながらこれは売ってないんだよ〜。でもちょっとなら分けてあげられるから待ってて!」
とのこと。わーい。日本でもこのおいしさを楽しめる
でいただいたのが……
これ。
この無防備すぎるラッピング、どうやって日本に持って帰ろうか……。
(いや結局がんばって持って帰ったけど)
そんなフレンドリーさも含めて魅力的な店。またランチに行かなくちゃ。というのも隣の人が食べていたガパオがものすごくうまそうだった!!!
あれを絶対食べなきゃ、気が済まない!!!
Samsen
68 Stone Nullah Ln, Wan Chai