- 1.イマドキ香港のリアルな食文化って?
- 2.“香港の代官山”にできた、中華の新店「Madame Ching」へ。
- 3.コスパ最強「Madame Ching」のランチメニュー。
- 5.お得ランチ、さらに値下げした説…!??
1.イマドキ香港のリアルな食文化って?
最近よく香港に行く人に言われるのが「香港のおいしいローカルグルメを知りたい!」というもの。おそらくそれは、ワゴン飲茶や麺粥、ローストなどを味わいのある空間で、地元の人に混じって堪能したいという意味でしょう。
でも最近しみじみ思うのは「ローカル=地元の人のリアルな食生活」とは限らないということ。日本人が和食ばかり食べてるわけじゃないように、香港人も西洋料理を食べるし、香港料理も時代に合わせて変わってる。それに現地の人のライフスタイルも多様化してきているわけで。
と、突然に社会評論家みたいなことを言いだしましたが、何が言いたいのかというと、香港のモダン系レストランはぐんぐん進化しているから、食べないなんてもったいない! ということです。旅人としては“香港ならでは”やカンフー映画の世界みたいな「オールドスクール」感をを求めてしまうもの。でもやっぱり面白いですよ、新しいものも。
というわけで、今回は香港の伝統とモダニズムをほどよくブレンドしたチャイニーズの新店を紹介させてください。
連れていってくださったのは、香港のトレンド女王、甲斐美也子さまです。いつもありがとうございます。さすがです。
2.“香港の代官山”にできた、中華の新店「Madame Ching」へ。
それがこの店、「Madame Ching(マダム・チン)」。
場所は香港の代官山とも呼ばれる(?)星街(Star Street)の一角。迷路のような路地のあちこちに、おしゃれなレストランやショップが点在するエリアです。私の好きなパスタの店「Pici」もこの近隣にあります。
実はこの「Madame Ching」は「Pici」と同じ系列。
この時点で、トレンドをお手頃価格に落とし込む技術は間違いないとみた!
路駐が絶えないため、外ヌケの内観に車が写り込むという香港あるある。
ローカル食堂リスペクト系の床タイルもかわいいです。
で、この日はランチでした。おしながきとしては
Sharing(野菜とか皆でつまむ副菜的な…)
Starters(前菜)
Main
Dessert
から一つずつ注文するようになっていて228HK$でした。この時は(伏線)。
3.コスパ最強「Madame Ching」のランチメニュー。
前菜。
前菜といいつつ、揚げ物。
山椒のきいた、鶏の揚げ物です。かりっかり。
サラダ。
黒酢とマーラースパイスがきいていて、ピリッと辛い。四川料理が人気ということもあってか、多くの料理に四川ぽいヒネリが入っています。だからこそ味にアクセントがついて食べ飽きない。
もち米のおにぎり。
メニューにもOnigiriと書いてあるので、本当におにぎりですが、香ばしく焼かれているので焼きおにぎりもち米バージョンといったかんじ。どれも、一人一品ずつ選べるプリフィクス形式。けっこうボリュームがあるので、皆で違うもの注文してシェアするべし。
メインは香港らしく、ローストごはんがおすすめ。
だってこんな立派な焼き窯があるんですから。おしゃれでも味は本気。それが香港フュージョンです。
ダック。
イベリコ豚チャーシュー。
後ろにレンクロ袋が写り込んでいますね。さてはなんか買ったな私。ごはん多めなので、少飯(しうはん)と言ってもいいかも。
で、ロースト野菜のチャーハン。あっさり系です。
パーティータイム!
こういうかんじで、シェアするのが断然楽しいです。
これはフリーズドライのピンクグレープフルーツ(だったかな?)をのせたソルベ。いまのメニューでは、デザートはマーラーカオになっている模様。
などなど。香港らしさと創作性のバランスが絶妙でした。
5.お得ランチ、さらに値下げした説…!??
メニューはこのように。
でも公式ウェブを見たら、ランチ148HK$になっていました。お得!
メニューが週替わりになり、デザートが+15HK$でオプションに。さらに少しボリュームをおさえた可能性も?? わりと量が多かったのでもしその方向だとしたら、さらに使い勝手がよくなっているはず。
香港らしいものが食べたい! でもイマドキの風もちょっと感じたい!
そんな気分になったら、昼の星街へふらっと、いかがでしょうか。予約はしたほうがいいかもですが。
Madame Ching
G/F, 5 Star Street, Wan Chai