ブログもついに10話まで来てしまった。
それくらいはるかなSFC修行の道。そして2024年の暮れも押し迫ったいま、SFC2024組修行僧のみなさま、いかがお過ごしでしょうか。今回はSFC修行の本丸!ともいうべき、羽田ー石垣島線と石垣島での詰め込み観光について語ります。
単純往復とPP単価だけが修行じゃない、現地を楽しんでこそ大人の修行。
その精神でお伝えしてまいります。
www.girlstraveler.com↑前回のJAL&ANA「ターミナル格差」。いろんなご意見をいただきうれしかったです。みなさんのコメントをもとに、こんど再検証してみたいと思います。
1.羽田から石垣島に飛んでみた。
前回計画した石垣島行きは、のっぴきならない事情で早めに帰らなくてはいけなくなり、那覇の往復に変更せざるをえなかった。
正直、大変悔しかった。
私は一度やると決めたことは絶対にやりたい性格なので、最初は単なる思いつきだったのに「行けない」と思うほど石垣に行きたくてしかたなくなったのだ。石垣で一番の景勝地と言われる川平湾に行きたかったし、グラスボートに乗りたかったし、ヤシの群生地を見たかった。…というのは前にも書いた。
二度書くほど、しつこい性格だ。
そうなると、いてもたってもいられない。
仕事の入っていない日を狙ってアプリを開き、再び石垣島便を予約した。
2.羽田ー石垣線は飲酒率とセカンドバッグ率がトップクラス。
羽田―石垣島の直行便はプレミアムクラスだったが、午前便なのに那覇便比較で飲酒率が異常に高かった。とにかくみんな、ものすごく飲む。ものすごくいびきをかく。あと男性同士のグループが多い。肩こりによさそうなネックレスをしてセカバン(セカンドバッグ)を持っている。ゴルフかなんかが目的なのだろうと思うことにする。
東京―石垣島は東京を起点としたとき国内で最も距離が長く、ゆえに修行路線として修行僧たちにはおなじみの路線だ。最近はそれが有名すぎてチケットが取りづらくもあるけれど、この日は月曜日ということもあり直前でも1枚プレミアムシートが残っていたので、乗ることにした。
相変わらず機内食はほとんど食べず(もらってはみる)、持ってきたバナナとおにぎりを食べる。CAさんがどう思っていてもいい。だって私は今日一日、石垣島で冒険するんだから(意味不明の高揚感)。
それにしても…人生初の石垣島!!!
機内では無表情でいた私だが、実はものすごっく楽しみにしていた。なんならハワイに行ったときくらい高揚していた。というのもこの旅では、ほぼ初めてくらい「仕込み」をして乗り込んだからだ。というのも、
観光タクシーをチャーターしたのである!!!
といっても思いつきで、前日に。グーグルマップ見て勘でタクシー会社選んで。
3.「石垣島、一人タクシーチャーター2時間半」の旅が始まる!
石垣空港に降り立つと、私の名前が書かれた看板を持って、島のおっちゃんというか運転手さんが立っていた。出張を除いてはこういうのは初めてで、たちまちぶち上がる。
今回の(私がタクシー会社に課した)リクエストはこうだ。
◎石垣空港から川平湾に行き、グラスボートに乗りたい。
◎できればそこで野生のウミガメを見たい。
◎その途中に八重山ヤシの群生林があるからそこにも寄りたい。
◎おいしいマンゴージュースが飲みたい。
◎全部なしとげて2時間半で帰ってきたい。
◎お金はそんなに払えない。
わんぱくすぎるオーダーだ。そのせいかタクシーのおじさんの顔には微笑み一つなく、その表情からはこのわんぱくオーダーがいかに無茶なものなのかが読み取れた。
「覚悟はいいか」。おじさんの顔にはそう書いてあった。ロコですら厳しい表情になる無茶スケジュールを私は守れるのか、そして帰りの便に間に合うのか。時間厳守、きびきび行動!のタクシーチャーター日帰りツアーが始まった。
つづくー(この話は長い)