最近よく泊まっているホテルの近くにOpenriceの評価も上々の点心と西多士(フレンチトースト)が自慢の店があるというので、ある朝行ってみました。
店の名前は「周記點心」。
点心とフレンチトーストが自慢って、摩訶不思議な組み合わせだ。首をひねりながらメニューを拝見。
やはりおすすめはトースト3種。
ごまエビトースト
カスタードクリームトースト
コーンクリームトースト
辛党としては、本心ではごまエビトースト一択なのですが、超ミーハー人間としてはやっぱり一番人気の味を食べておきたい気がして今回はカスタードクリームをチョイス。なんか中身が流れ出るらしいので。
そして甘い物だけで食事を済ませる、ということができない舌の持ち主なので朝食セットの点心2種+飲み物というのもオーダー。
まず来たのはその朝食セットの点心2種。
鮮竹巻(湯葉巻き)と叉焼包をチョイス。飲み物も付いて38HKD。アワビのだしなのか何らかの海鮮スープで蒸した湯葉ロールはあっさりとしているけど、コクもあってなかなかのお味。叉焼包はベーシックな味ながら、こぶりで朝食べるのにはちょうどいい。
「点心はすべて手作りです」とでかでかとメニューに書かれていたところを見ると、点心にも力を入れているんだね。って店名に点心って入ってるくらいだから当たり前か。あまりのトースト推しに店名忘れちゃってた。
そしてお待ちかねのカスタードトーストがやってきました。
こんなかんじ。うん、一見シンプル!
でもこれって中身が勝負だから見た目じゃ判断できないんだよね。
以前取材で香港来た時、ホテルの朝食ブッフェで同行のカメラマンさんが、フレンチトーストに醤油かけちゃってたけどその気持ちわかる。厚揚げにしか見えないよね!!!
あと日本ではフレンチトーストって焼くものだけど、香港のって揚げてありますよね、完全に。作ってるところみてみたいぞ。
そしてざくっとナイフを入れると……
じゅわーーーんとカスタードが流れ出るという仕掛け。
お味は、思ったより甘くなくておいしかった。甘くなくておいしい、という表現は辛党なので大目に見ていただくとして、それをおいても食事として成立する甘さがうれしい。それにしても香港のカスタードってなんか粉っぽいのはなぜだろう。いやそれも嫌いじゃないんだけど。なんかノスタルジーを感じさせてくれる味。
揚げ油を吸ったパンもうまみましまし。やはり油は偉大。これで25HKDは満足感ある。
というわけでこの日のお会計は二人で66HKD。二人でくれば点心とフレンチトーストで「しょっぱい」も「甘い」も楽しめるのでおすすめです。
周記點心
西環西營盤水街東利大厦地下H1號舖