安旨っぷりでローカル人気抜群の米線ショップ「南記粉麺」に行ってみました
その前に「米線」について、ちょっとだけ。
米線は雲南省由来のライスヌードル(らしい)。麺王国・香港の中でも安い、早い、旨いでローカル人気が特に高いのがこの米線なのです。断面が丸くて滑らかで、とにかくもうもちもち!!! すっぱ辛い系スープもヤミツキになる旨さでしかも安いんです。
なかでも私が最愛の一軒は人気チェーンの「譚仔雲南米線」。
譚仔の記事はこちら。
さらに昨年だったか空港にも店舗ができて、そちらの記事はこちら。
で、その譚仔に並ぶ人気の南記粉麺は香港内にいくつかありますが、今回行ったのはセントラル店。譚仔に比べて、南記はさらにローカル密着というか、ディープなイメージがあります。譚仔が空港にも出店したりとグイグイ系積極キャラに対して、南記はローカルに徹しているかんじ。…というのが私のイメージ。
夕方17時とか中途半端な時間にもかかわらず、店内はそこそこの混み具合。
一人客がメインなのに席は4人がけがほとんど。効率悪いと思ったけど、香港は相席上等文化だからいいのか
しかしいきなり席についてはいけません。ここはいわゆる学食方式。
レジで注文してー
キッチンの前でできあがりを待つスタイル。
米線はゆであがりが早いらしく(もしくは先にゆでておいて直前に湯を通すだけなのか)、あっというまに出てきます。まさに、安、早、旨!!!
メニューはこちら
米線の店って麺、スープ、トッピングをそれぞれカスタマイズできることが多く、それゆえに言葉に不案内なトラベラーには難易度高めなのですが、ここはおすすめのパーツをあらかじめ組み合わせたメニューが充実しているので注文しやすいかと
スープは
トマト、麻辣(四川風)、酸辣(すっぱ辛いの)
から選べます。
で、おすすめのスープもサムズアップマークで表示してくれているので、「あ〜どれがいいのかわからん! でもレジのおばちゃん怖いし、早くしなきゃ〜」というレジでのプチパニック状態を避けることができます。
でこの日注文したものはこちら
私のは春巻牛腩小窩 38HK$。
春巻っていうのは、ここのシグネチャー的な棒状の練り物です。
日本でいうところのかまぼこを細長くして揚げたかんじのものだけど、よりいい意味でオイリーで、噛み締めると旨味が濃く、スープがよくしみているのです。
ほんと揚げ物って、油っておいしいよね…。酸辣スープで「中辣」というのをオーダーしたけどあまり辛くなかった(※何度もいうけど私は辛いものが好きなので、苦手な人は気をつけてくださいな)。
ツレの辣猪肉小窩。37HK$。
同じ「中辣」だったけど、食べ比べたらこっちのほうが辛かった。これは麺をフォー(河粉)にカスタマイズしましたよ。甘めのポークが辛いスープとマッチしてなかなかの奥行き。それにしても盛りつけ雑……!!! もやし飛び出してるよ。
というわけでお会計は2つで75HK$。
噂にたがわず、おいしかった!
でもやっぱりどっちかというと私は譚仔派かなー。味だけでなく、店の清潔感でも譚仔に軍配が上がるので女子は譚仔のほうが利用しやすいかも。でもセントラルの真ん中にあって500円くらいでおいしい麺を食べられる店は超貴重だし、一人旅でも気軽に入れるので(譚仔も入れるけどちょっと量が多い)、この店の存在意義は大アリだと思います
おまけ。
店の前の檀島珈琲餅店、翌日閉店だったみたい(でも湾仔店は健在!)。
残念ながらお腹の空き容量がゼロだったので、寄らずに帰りました。
初めて香港に来た時とかお世話になったような。
セントラルもどんどん変わっていくね。
でもセンチメンタルになりすぎず、その変化を楽しむつもりです
南記粉麺
中環士丹利街66-72號地下
お役に立ったらワンクリックお願いいたします
にほんブログ村