ペナンと香港を行き来するこのブログ。今回は香港です。ペナンも早く書きたいのですが、ニューオープンは早くお知らせしたいと思ってこんなんなってます。許してー!
香港人には懐かしい遊園地「荔園」。
今から60年以上前に荔枝角(ライチーコック)にオープンしたこの遊園地は香港人のノスタルジーをかき立てる、懐かしの場所(だそうです)。数年前には中環のウォーターフロントで「荔園Super Summer」と題して期間限定で復活して、めちゃくちゃ盛り上がっていたことが香港迷的には記憶に新しいところ。
その「荔園」がこのほど、茶餐廳(チャーチャンテン)として尖沙咀にオープンしたとのこと。
その名も「荔園茶餐廳 Lai Yuen Restaurant」
真夏の遊園地で遊ぶ体力がなく2015、2016年はあきらめた私も茶餐廳ならいける……! ということで早速楽しんでまいりました。
場所は尖沙咀の加連威老道。
まず、なんといってもこのおとぎ話チックな外観が目印!
もう店に入る瞬間から(入る前から!?)夢の国の住人になれます。
このロゴもまたかわいい。香港人なら誰でも知ってる懐かしのキャラクターなのかもしれない。グッズとか作って店内で販売したら売れそうだな…と私の中の商人がそろばんを弾きます。
ペパーミントの空間に木馬(木じゃないけど)が舞う店内も、超絶メルヘンチック! この木馬は遊園地時代を物語るアイコニックなモチーフのようです。
壁のポスターも遊園地現役時代のものなのかな。
2015年のイベント時のものとも思われるビジュアルも楽しめます。
店の奥にはボックスシートもあり。
やっぱりこういう店にはファミリーで来るのが楽しいかもね。
さてさて、何をオーダーしよう。食事を済ませてきたのでドリンクだけ、と思って寄ったので、あまり特色のあるものは注文できないかなーと思いきや。
食事はもちろん、ドリンクも十分個性的!!!だったんです。
パイナップルソーダ31HK$。
パイナップルを自分で生搾りして、ソーダ水に果汁を入れるという衝撃の一杯!
確かにソーダ水&パイナポーの組み合わせは南国情緒をかき立てるけど豪快。しかもパイナップル、でかくて固くて絞りづらい!!! というかほとんど果汁なんか絞れない。おいしいですけど、なかなかの問題作でした。
そしてあずきミルク31HK$。
コンデンスミルク入り(たぶん)のあま〜いミルクにあずきが入った、香港茶餐廳の定番ドリンク。
レトロな空間でレトロな味を楽しむ。
これって東京生まれの私で言うと「花やしきプロデュースの喫茶店でミルクセーキ」みたいなかんじなのかしらん(※花やしきはバリバリ現役です)。とか色々思いながらいただきました。
実はこちら、茶餐廳というだけあって、食事もけっこう自慢らしい。
こんなかんじで色々あります。
中環の翠華みたいな、茶餐廳フードをちょっとモダンにしたかんじです。
売れ筋はこのへんのよう。意外とがっつり系! 隣の人がこういうカツカレーみたいなやつ食べていておいしそうだったので、ぜひ一度トライしてみたい。
というわけでこの日のお会計は62HK$。
もっとテーマパーク感丸出しかと思いきやメニューはなかなか実力派でしたし、周りの人の注文しているお料理も皆しっかりしたもの。もちろんカラフル&レトロなんだけど、カラーリングも洗練されていて今風なんですよね。
尖沙咀の中心地にしてはお値段もお手頃かも。スタバも近くにあるけど、同じくらいの価格で香港らしいものが飲めて、トラベラー的にはいいかもしれない。
そしてオープンしたてで清潔感もばっちりなので、女子一人旅のごはん処としてもおすすめ(トイレもきれいー!)。その上かなりフォトジェニックで、インスタ映えも間違いない。今度はごはんが食べたいぞ。
荔園茶餐廳
尖沙咀加連威老道12-16號加連威大廈地下12號舖