すでに数ヶ月前の話ですが、おいしかった記憶を一つ。
日本へ帰るラストミニッツのランチに、香港国際空港の第二ターミナルの「阿鴻小吃」へ行きました
かつて北角で人気を集めた、ガチョウ料理を中心とする潮州料理の店。
2010〜2014年までミシュランの一ツ星を受賞している名店です。一時期、店舗はこの空港店のみだったと思うけど、今はKwun Tongとマカオにもあるそう。
そしてこの日お店を予約してくださったのは、麗しの香港在住ジャーナリスト、甲斐美也子さん。甲斐さん、いつもありがとうございます〜 香港のおしゃれ最新情報が次々登場する甲斐さんのブログは、香港リピーターなら皆さんよくご存知ですよね。
それにしても空港のお店を予約って上級テク……!!! さすがっす。
そして一番奥まった落ち着いた席を用意していただきました。
静かで広くて、空港の中とは思えないコージーっぷり!
そしてこの日いただいたものはこちら
まずは野菜から。
雲南ハムの上湯に煮浸し(急に日本風な表現)にした野菜の盛り合わせ。
香港旅行中ってシーフード! 肉! とキャッキャしすぎて麺粥店で油菜でも食べないことには野菜不足になりがち。そんな旅の締めくくりにはとてもありがたい一皿でした。
疲れ気味の体に、このやさしい味がしみわたる〜
上は大根とチンゲンサイ、下は白菜がたーーーーっぷり。たらいぐらいのサイズ感で、3人で食べたけど全〜然底が見えなくてちょっとあせりました!
そしてシグネチャーのひとつである鹵水鵝。
潮州料理の煮込み(漬け込み)料理、鹵水(ロウソイ)です。
こちらはガチョウの肉。ガチョウ、鴨、イカなどさまざまな素材を煮込み、漬け込むのがロウソイなのですが、このタレの調合がそれぞれの店の腕の見せどころなのだそうです。
ローストも大好きだけど、なぜかいま私、このロウソイにハマってるんです。
肉料理ながらさっぱりしているので、何かと胃もたれしがちなお年頃には最適
そして撈麵。
これもあっさりしていて上品な味。
空港のレストランって、ファストフードかやたらお高いか…になりがちですが、こんなにしっかりした料理を(しかも第二ターミナルで)良心的な価格で食べられるなんてうれしい。今までセットメニューしか食べたことなかったけど、3人以上なら単品で注文するのも絶対アリ!!!
あとは飛行機の時間まで食べて笑って。
楽しいおしゃべり(とりあえずずっと爆笑)と空港の中とは思えないほど落ち着いた空間に、思わず時間を忘れて、気づいたらけっこうぎりぎりの時間
お値段は一人2200円くらいでした!
空港&ミシュランということを考えるとリーズナブルではないでしょうか
うーむやっぱり香港国際空港のレストランはハイレベル。だからこそ、短い旅行でもラストミニッツまで空港で美味しい体験をできて、しっぽの先まであんこの詰まった濃密な時間を過ごせるんですよね。
制限区域内には同じくミシュラン系ガチョウ(こちらはロースト)の鏞記酒家もオープン。ちょいとお高めな空港価格ですが、イミグレ通過後の食事やトランジットの時にはおすすめ! 人気のピータンもおみやげに買えるよ!
※一部不明なものがあったので個々の価格は掲載を控え、実際に払った金額にしました!
ごめんなさい
お役に立ったらワンクリックお願いいたします
にほんブログ村