成田から香港経由でペナンへ行ってまいりました
そんな旅程の始まりはCX509のダイバート(別の空港に飛ばされること)からの大ディレイで始まりました
なーーんて、飛行機に乗り慣れた人なら、当初の予定を変更せざるを得ないことはたまにあることなのかもしれませんが、私はこういうの初めてだったので、まんまとうろたえました。ここからはその「うろたえレポート」となります。
とりあえず搭乗は定刻。
ほんとこの平和な写真。
「この時は、のちにあんなことが起こるとは思ってもみなかったのです…」とかナレーション入れたい。
機材は新しめ。
画面もタッチパネルで操作できるやつですよ。反応はイマイチだけど。
もうこの際そんなのどうでもいい。
朝というわけで朝ごはん。
ハッシュポテトはかなしい出来ですが、オムレツはおいしい。
これもこの際どうでもいい(やさぐれ)。
そして映画「ムーンライト」など観つつ(この映画よかった)、到着まで1時間ちょっとだな〜♪などと思った時に運命の機長アナウンスが!!!
……しかし何を言っているかよくわからない。
ヒアリングではざっくりの意味を掴むのが得意な私ですが、一番苦手な英語がこの機長のアナウンスです。ホント毎回わからん。たぶん電話もそんな得意じゃないので、口の動きが見えないのがだめなんだと思う。
というわけで今回も安定のわからなさだったのですが、そのなかでも
apologize
weather
Shenzen
という単語は聞こえてきた。
「どうやら香港国際空港の天候が悪く、この飛行機はShenzen(深セン)に一時着陸することになりました」ということらしい。
深センか〜、へえ……
って、えっ。
しししししし深センーーーーー!!!!!
真っ先に乗り継ぎ便のことが頭をよぎりました。
というのも私は、着陸予定時刻から約2時間後のドラゴン航空ペナン行きにトランジットする予定なのです。一回深センなんて行ったら、乗り継ぎ絶対無理だから!
仕事の資料本を読みながら、ぐるぐるする頭で考えてみる。
と言ってもどうしようもないのでここは身を任せるしかない
とかなんとか考えているうちに、飛行機は豪雨の中を深センに到着〜。
深センか、あはは初めて来たわ。深センってけっこう派手な建物の多い街なんだね〜。なんて思って外を眺めていたら…
ここマカオじゃん!!!
ここですかさず機内アナウンス。
「当機は深センへの着陸許可が降りなかったので、急きょマカオに着陸しました」。
なにそれ斬新!
あと前々から思っていたけど、CXさんアナウンス遅い。
そして何もないまま1時間経過
絶賛給油中。
「めどがついたらお知らせします」とのアナウンスを最後になーんの情報提供もない。
…… だめだ、乗り継ぎは終わった
こんな時に限ってなんで香港が目的地じゃないんだろう。
よりによってKULとかじゃなく本数の少ないペナンなんだろう。
と思いつつ、今度は映画「ペット」を見る。一番短いやつと思ってこれにしたけど、この状態なら3時間の大作映画もいけたかも。
そんななか、なぜかピーナッツだけはたっぷりと支給される。
そんなに食べられませんて。
機内の空気が淀んできたその時、前のほうから日本人おじさんのカタコト英語。いわく、いつまで待たせるんだ! 急ぐって言ってたのにお前らは嘘をついている! と騒いでいるらしい
そして最後は「アイムハングリーーーー!!! アイウォントゥースモーク!!!」の絶叫。機内から漏れる失笑……。“失笑”を音で聞いたのは初めてだ。
そんな混迷を極める(?)機内に機長からアナウンス。「Good News」というので期待したが、離陸時刻が1時間後に決まりましたとのこと。
朗報…?
とかいってる間にだんだん空も明るくなってきた。
でも離陸は遅れに遅れ、結局16時半くらいになっていたと思う。
ようやく離陸〜。
待ってる間ネットで情報を見ようかなーと思ったけど、海外でのネット利用って1日2,000円くらいかかるので自粛(現地でSIM買う派)。今日はもうペナン行きの便もなさそうだけど、ペナンにどうやってたどり着くかは香港の現地職員と交渉しよう。
通常マカオから香港までフェリーでも1時間くらいなものですが、なかなか到着許可が出ないのかこの日は飛行機でも1時間くらいかかった。
見てください、この面白いルート。
まあそんな珍道中にも楽しいことはありまして……
いつもとは全然違うアプローチで香港に入れるのが新鮮
こんな景色ってあまり見たことない。
やっと香港だーーー
でも今回は香港が目的地じゃないんだぜ。まだ半分なんですよ。
飛行機を降りると、そこには地上職員が特設テーブルを用意してスタンバイしていました。さあ、交渉はここからです。
長くなったのでこの先の話はまた次回ーーー。
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