パワスポというものに全く縁がないのですが、寺社仏閣は好きです。
そして今年の初詣は香港でした。今日はその話を。
弾丸旅行の場合、その旅の充実感は最終日にかかってくる気がします。
いかに飛行機に乗るその瞬間まで、ラストミニッツを楽しむか。
2018年正月休みの最後の宿は、ケリーホテル(Kerry Hotel Hong kong)。
九龍の東側という、これまであまり旅行者が来ないエリアにあるホテルということもあって、ローカルタウン紹介にかなり力を入れています。
その一つが「THE BAY AREA」なる自作のガイドブック
グルメから歴史スポットまで、ケリーホテル周辺の情報が英語で綴られています。
これがローカル&インサイダー目線で、なかなかよいのです。
中面の写真は自粛。各部屋にあるので、行ったら確かめてくださいな。
で、これを前日の夜、バスタブに浸かりながらパラパラめくっていたら…。
徒歩圏内に初めて聞く寺院を発見
明日帰る前にこれ行ってみようかな。
で、朝起きて行ってみました!!!
その名も、紅磡観音廟。
※真ん中の人は知らない人です。
ケリーホテルのガイドブックによると創建は1873年。
1860年に九龍半島は英国領となったので、その後わりとすぐできたお寺ということになりますね。
香港旅行の定番お寺、パワースポットとして有名な中環の文武廟は1847年建築。
ご参考までに。
で、ここ大通りから少し入った路地奥にあるんですが、その100mほどの道が小さな参道になっていて、神様グッズの店が連なっています。
どの店もピンクと赤で、おめでたいかんじ。
売っているものは各店そう変わりません。
どこの店でも目を引いたのは、折り紙でできた花のようなお供え(下から見た図)。
観音金蓮花というもので、お寺に奉納するそうです。
招福の効果があるそうな。
Goddessを祀る寺ならではの華やかさ。
かっこいい、3Dホログラム神様カード。
写真見てたら、今さらほしくなってきた。
これ日本で財布に入れていたら、かなりのインパクトです。
「保平安」。うん、保ちたいよね平安。
とか言いながら、お堂に入ります。
広い、かなり広い。文武廟くらい広い。
この日は香港的には何の記念日でもないはずなのですが、とにかく人が多い。
後から知ったことですが、ここ金運の神様なのですね。
文武廟は試験とか勉強とかに縁があるけど、こっちは商売繁盛!!!
お金大好きの香港人、しかもダウンタウン。そりゃ参拝者も多いはず。
だからお財布に入りそうな神様カードとか売ってたのね。
参拝者は地元で商売をされているような方々ばかりで、
週3、なんなら毎朝来てます。みたいな。
もう家の仏壇拝む感覚。
お詣りの方法は日本のそれと変わらない模様。
まずお線香を買う。
なんか200円くらいだった気がする。一番安いやつ。
火を点ける。これがけっこう難しい!!!
で、お祈りする。
ひざまずく用シートもありますよ、このように。
さすが香港、合理的で気が利いてる〜!!! らくちーん。
隣の人は大きな柿の種みたいなものを投げて、占いをしていました。
で、商売繁盛を祈り帰ろうとしたところ、もう一つ気になるポイントが。
紙が入った棚。普通に考えて、おみくじです。
写真撮りながら、おばちゃんに「ほしい」と伝えてみたところ、
「番号を持って来なさい」と別の方向を指さす。
行ってみると、机の上に棒が刺さった筒がありました。
そこからインスピレーションで1本取るシステムになっている。
19番。
要領を得ずに3回引いてしまった末の3回目の番号なので、これが運命の番号とはとても思えません。
で、それを持ってさっきの棚に行きます。
前のおじさんは10人分くらいまとめて引いて、その番号をメモして、ご宣託ペーパー(適当に命名)をまとめてもらっていました。
家族用全員分でしょうか、店の従業員の分でしょうか。
どっちにしてもあまり有り難みがないと感じるのは、私が日本人だからでしょう。
しかしそういう香港が、好きだ。
で、私がもらった(正確には買った)おみくじ。
内容は、……わかりません。
急な出来事が起きる前に船を降りろと書いてあるような気がする。
船とか海になぞらえてあるところが、香港らしい趣。
パワースポットと占いとスイーツと雑貨が出てこない自称「女子旅」ブログですが、寺院好きとしては、ものすごく興味深かった。
もちろん地元の人にとっては神聖な祈りの場なので、トラベラーはあくまで「おじゃまする」というかんじ。でも皆さん自分の願掛けに集中してて、観光客がぼんやりしてても全然気にしてなかったけど…。
お詣りを終えたら、急いでホテルに帰って空港に向かわねば!
という時間帯だったのですが、この後寄り道に次ぐ寄り道。
しまいにはもう一軒お詣りハシゴしてしまった……!!!
そのあたりはまた次の機会に。
あーなんか面白い! 紅磡!!!
もっと探検しよう。
紅磡観音廟
Station kane,Hong Hum
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