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【速報】香港式ロースト店「香港焼味酒家 赤坂璃宮」が虎ノ門ヒルズにオープン!

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またまたお久しぶりのブログです。香港だろうとどこだろうと、おいそれとは旅行にも行けない世の中、せっかくだから東京のおすすめもちらほら紹介してみようと思います。旅の続きも書くんですけどね。

何はともあれ、この話をしないことにはブログは再開できません。

本格広東料理の名店「赤坂離宮」による香港式ローストの専門店が虎ノ門ヒルズにオープンした!!!と聞いて、いてもたってもいられず行ってきたんです。

その名も「香港焼味酒家 赤坂璃宮

 

最近日本でも食べられる店が増えてきた香港式ロースト「焼味」ですが、この店のオープンは私にとって「ついにこの日が来たか…!」的な横綱感がありました。

というのも赤坂離宮オーナーシェフ譚彦彬さんはかなり前から香港に通われていたという香港通。私も2ヶ月に1度は香港に行っていたけっこうな香港中毒ではあるんですが、譚さんはそれ以上の香港リピーターであるそうで、よく海味街など食材の買い出しにも足を運ばれると風の噂で聞いておりました。

その譚さんが満を持して作る焼味の店なら、もう間違いない!

と思って足を運んだわけですが…結論としては「まいりました!」この一言につきます。

 

虎ノ門横丁の一角にあるカジュアルなロースト食堂。

ビジネスタワーの食堂街、虎ノ門横丁の奥にある小さなお店。

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このネオンぽい看板も、もうすでに香港な雰囲気。

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店内は5卓くらいの本当に小さな空間なのですが、客席と同じくらい、キッチンを広くとっており、厨房環境も充実しています。

香港式のローストの巨大窯も発見!

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そう、香港式ローストはそれなりの設備がないとおいしいものはできません! ローストは愛とか気合とかだけじゃなくて設備と腕。もうこれは断言します。他の庶民派グルメとは違って、日本にいままで手頃で美味しいロースト店がなかなかできなかったのはこのためだろうとにらんでいます。

さてこの日私がいただくのは…。

なんかUber eatsみたいになっちゃいましたけど、この日いただいたのは、三寶飯! 1250円だったかな? 2種盛りと4種盛りもありますよ。

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じゃーん、どうですか輝くばかりのこの一皿。

お皿やカトラリーも横丁内のカジュアルな店とは思えない格式ある調度を揃えてくれています。

内容は日替わりで指定はできないんですが、この日は

クリスピーポーク

チャーシュー

白切鶏(蒸し鶏のネギソース)

でした。

私は少飯(しうはん=ご飯少なめ)で注文したので完全に具でごはんが隠れていますが、それというのも具がすごく大きい!!! 少飯ながら、米もけっこうあります。

 

で、肝心の味。

クリスピーポークはカリカリの皮に刷り込んである(まぶしてある?)スパイスのブレンド具合が最高。そしてチャーシューはジューシーで甘く。白切鶏もまたあっさりとしているのに、噛むほどに味がじゅわーっとあふれる旨味の強さ。

ようするにすべてが最高です。

…と一人で渋面でじっくり味わっていたらお店の人が心配そうにこちらを観ているのがわかりましたが大丈夫です、新しい店に来る調査員とかではありません(よく間違えられます)。あれは二人一組で来るらしいですよ。(豆知識)

余談ですが私は一時期お仕事のリサーチで食べ歩くことも多かったのですが、そうすると次に行った時だいたい「あの時も来てましたよね」と言われます。やっぱり一人でふらっと食べに来る人って目立つのでしょう。でも私は常連になるのが大変苦手で、覚えられるととたんに行かなくなるというめんどくさい性質の持ち主ではあります。

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スープも見た目シンプルだけどすごくおいしい。

意外とこのスープまでおいしい店って香港でもそうは多くありません。ローストは超級でも例湯(日替わりスープ)は「あれ?」ってことけっこうあります。そういうディテールにいたるまで容赦なくこだわっているのは、さすが赤坂離宮

お店の人に伺ったところ、ここで出しているローストは赤坂離宮が開業した時からずっと厨房に立っている名シェフ、ヨンさん自らの手で仕込んでいるのだそうです。聞けばすべての店の仕込みを手掛けているらしい…

なんて大変なんですか、ヨンさん。

ありがとうございます、ヨンさん。

体に気をつけてこれからもおいしい焼味を作ってください。

やっぱり名店のローストは、設備と名人の両方があって成立する!

一人ランチでも気軽に入れるカジュアルさも魅力。

さぞ敷居の高い店かと思いきや、ぜんぜんそんなことがないのが「香港焼味酒家 赤坂璃宮」の素晴らしいところ。この日も虎ノ門周辺で働くオフィスワーカーの人が続々お昼を食べに来ていました。

彼らのお目当ては、意外にもワンタン麺!!!

私も胃袋が2つあったら食べたかったけど、ワンタン麺は次回。何しろすごい人気で、13時過ぎに行った時にはワンタンがないので売り切れとのことでした。

でもみなさんのがっかりする顔に耐えきれなかったのか(?)お店の人は「い、いまから作ります!」とのことでがんばって再仕込みに入っていました。心意気。

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そこですかさずお店の人をぱちり。

まーーた、そうやってすーぐ厨房の写真を撮りに行く〜。

右の方は広東語堪能な日本人の方、左の方は香港の方だそうです。撮影時「やっ、いー、さん。ほーれんじゃい!(1、2、3、わーいい男!)」と声をかけたら、本気でもじもじしてくれて、大変かわいかったです。ここは香港か!? このやりとり香港で100回くらいやってますからね。

しばしカタコトの広東語で厨房におじゃましていろいろ質問タイム。ワンタン作るの急いでるんですよね、わかってます! それでも手を止めず、にこやかに答えてくれるのはさすが!

そのワンタンを作っている手元を拝見していて思ったのは、とにかく餡にエビが多い!ということ。「実際香港のワンタンよりエビ多いんですよ」とのこと。どうやら使用しているエビが香港より日本のもののほうが大きいからだそうです。

みなさん、いきましょう。ワンタンも食べましょう。

 

というわけで味わいどころ、見どころが多くて一度じゃ済まない「香港焼味酒家 赤坂璃宮」。私も次はワンタン麺を食べにいかなくては…! あ、テイクアウトも可ですよ。

 

香港焼味酒家 赤坂璃宮

東京都港区虎ノ門1丁目23−1 ビジネスタワー虎ノ門横丁内

 虎ノ門ヒルズ、他にも気になる店目白押しでした。

さて東京のおいしいものも書きたいけど、次は完結してない旅の話に戻ろうかなぁ。





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