久々のアップ、今回は一泊二日で那覇を往復したときの話をしたい。
普通の修行では考えられないくらいゆるゆる日程で、記事更新にいたってはゆるゆるゆるゆるだが、これでいいのだ。大人だから。何本も飛んだら疲れちゃうし、何本も書いたら疲れちゃうから。しかしながら師走せまる今日この頃、SFC修行もたけなわ。ここからはピッチをあげていきたいところです(あ、修行は終わっていますからね)。
そうそうこのときは直前でプレミアムシート(特典航空券)を探したので、羽田ー那覇は夕方便しかあいていなかったんである。
機内食が出てくるが、修行で絶対太りたくない、という鉄壁の意思があるのとちょっと食べ物に飽きてきたので、機内食をパスして持ち込みのバナナを食べながら酒も飲まずに仕事する。そして正直に言えば修行僧の多くがかなり恰幅がいいから、危機感を抱いたのである。大変失礼ながら、これは事実だと思う。大きい人が修行しているのか、修行しているうちに大きくなるのか。相乗効果かもしれん。
しかし禁酒のおかげで、到着後はいつもほどの飛行機疲れがない事に気づいた。
気圧差に弱いのに加えて、アルコールの分解と体に負担をかけていたのかもしれない。機内食の塩分もとらなかったせいか、むくみもいつもより気にならない。よし、残りの日程もこれでいくか。
旅だからちょっとくらいいいじゃん、と羽目をはずしてきたけれど、今回のSFC修行はあえてなるべく「いつもどおり」の生活を旅に持ち込むことにした。
昼から飲まないし、ごはんは3食だし、お菓子もそんなに食べない。きーめた。
2.国際通りのコンビニで関西人おっちゃんと出会う。
話を戻そう。今回の宿は前回同様。県庁前の「ロコアナハ」。それに関しては前のブログを読んでいただきたい。
一人で旅をしているといろんなハプニングに遭遇する。
このホテル、ロコアナハは一階にコンビニが入っている。中心部でない限り、ホテルの近くにコンビニがないホテルもけっこうあるのでそこらへんは事前に確認することをおすすめしたい。
そしてコンビニ。
暴飲暴食しがちな観光地だからなのか、沖縄のコンビニはスティック野菜とプチトマトを惣菜コーナーに置いてくれている店が多い。はっきりいって超たすかる。プチトマトとカップ泡盛を買ってお会計をすませたところ、関西弁のおじさんが飛び込んできて、レジのお姉さん(東南アジア系)に「おねえちゃん、接着剤どこや」と訪ねた。
接着剤という日本語がわからないおねえさんがキョトンとしていると「ボンドや、ボンド」とおじさんは焦ったように言い「もうええ、自分で探すわ」と文具コーナーに行ったのでおねえさんとなぜか私も同行した。
「接着剤はここに何種類かありますけど何に使うんですか」と私が通訳すると、「これやこれ!」とおじさんは靴を指した。靴のソールがべろんとはがれていたのだ。わかりやすい関西ジョーク(?)にお姉さんも爆笑、場が和んだところで店を出ると、おじさんが追いかけてきて「ねえちゃん! ありがとな」と通訳(?)のお礼として黒糖ピーナッツを買ってきてくれた。
思えばよくそんなボロい靴で旅行来たよね…。
こういうトンチキなトラブルが大好物な私はちょっと得した気分になってホテルにチェックインした。一人旅、おもしろいのう。
3. 90円のサーターアンダギーを買いに市場へ。
翌日はお昼の飛行機で羽田に戻ることになっていた。
…ので、できることはそんなにない。国際通りの端にあるホテルから歩いて15分くらいで、八百屋やカマボコ屋などの問屋がある市場に朝ごはんを調達しに行った。買ったのはサーターアンダギー90円を1個。サーターアンダギーというと独特だけど、ドーナツでと思うとまあまあ普通の朝食である。それを部屋で持ってきたモンカフェとともに食べた。コーヒーとドーナッツ。ますます悪くない。
4.沖縄唯一の「デパートリウボウ」。
那覇空港には県庁前駅から行く。その直前に、県庁前駅前(わかりづらい!)の「パレットくもじ」の中にある「デパート リウボウ」に行ってみた。私のお目当ては地下のフレッシュジュースやさんだったけれど、その店は閉店して存在していなかった。あとはおいしそうなローストチキンの店があったので、そこでローストチキンサンドイッチ(500円くらいだったような気がする)を機内食として買ってみる。帰りはエコノミーだったからだ。
「デパート リウボウ」は沖縄県唯一のデパートなのだそうだが、思った以上にちゃんとしたデパートだった。口コミを見ていたら「沖縄県民の誇り」とか書いてあって、そこまで言うかと思っていたけれどまじだった。東京のデパートのような化粧品コーナーを通って駅に向かおうとしていたら、入り口で突然上品なおばあさんに声をかけられた。
「いまのタクシーの運転手さん、最近内地(沖縄以外の日本)から来たらしくて、パレットくもじって言っても知らないの! パレットくもじがわからない人なんてびっくりよ。おかげでぐるぐる回り道して目が回っちゃったわ」
そこまでまくしたてるとおばあさんは「じゃ」と去っていった。
「そ、そうですか…」と言えたかどうか思い出せない。いきなりご近所感覚で話しかけられてびっくりした。そのマイペースさに、やっぱりここは日本語の通じる外国みたいだなと思った。あとパレットくもじはぜんぜん全国区じゃないです。
と、またしても長くなりすぎた。しまった、リウボウの写真もない。
帰りの那覇空港で感じたJAL側とANA側のターミナルの設備やサービスの違いに「んんんんん?」と首をひねらざるを得ないことが多々あったのでそういう話をちょっとしたい。そういえば羽田でもそういうことあったな…。
そう、「ターミナル格差」(命名してみた)のお話です。
「とかいって次はいつなんだ」と言われそうですが、あのすみません、もう書いてあるので…わりとすぐ上げられると思います。